見出し画像

自分キャッチコピー講座の裏側から気づきをシェア【学び多きはじめて】

こんにちは、ザツダンのうのりなです!

前回レポートを投稿した「自分キャッチコピー講座」。参加者アンケートからは「満足した」の声をいただきましたが、講座当日に至るまでにはたくさんの葛藤と苦労、気づきがありました。

今回は、記録用&自分もイベント企画するかもという方に向けて、講座運営の裏側を共有。初めてなりに、これは知っておくといいかも!と感じた部分を中心に当日までの道のりをご紹介します。

おいおい、なげぇよという方は、目次から気になる見出しに飛んでください!ごめんなさい!


どんな講座を、なんのために?

自主開催は「言葉コミュニケーション事業」のひとつ

ザツダンを知っている方の中には、「なぜ講座を?」と気になった方もいるでしょうか。ザツダンは、当社代表の横田がフリーランス10年を経て、2021年に株式会社化。2022年からわたくしうのりなが入り、2名体制で動き始めました。

新体制になる前にこれまでやってきたことと、これからやっていきたいことを整理。現在は、「言葉ソリューションと、言葉コミュニケーション。」という中期コンセプトを掲げて仕事に励んでいます。(ザツダンってそもそもなんの会社?という方はこちらをチェック)

「言葉ソリューション」と「言葉コミュニケーション」は、当社代表の横田がつくった造語です。当社は事業をこの2つに分けて捉えていますが、意味を補足すると…

【言葉ソリューション事業】
ネーミングやコンセプト制作、取材・ライティング、ビジネス向けセミナーなど。求められた言葉や文章、技術を頼まれた以上のクオリティで提供することで、課題を解決するしごと。

【言葉コミュニケーション事業】
企業理念・ビジョン制作を行う言葉コンサルティングや、取材・ライティング支援、一般向けセミナーなど。要望や依頼を受けて始まるものだけど、頼まれていないことまで提供するしごと。

うのりなの解釈

自主企画講座は、言葉コミュニケーション事業の一つとして今年度から力を入れています。ですので、単発で終わらせるはずはなく!これからさまざまな切り口で講座やイベントを企画し、開催していきたいと思っています。

講座内容とターゲット選定は"自分ごと"から

初めての試みということもあり、企画当初は講座内容とターゲット決めに少し迷走しました。出発点は「前職でライティング業務を行なっていた20代のうのりなに向けた講座とは?」。どんな講座が求められているかを考えるときには、自分をお客さんに設定するとアイデアが浮かびやすいです。

最初に出てきたのは、以下のアイデア。

  • 「コンセプトワークシート」を使ったコンセプトのつくり方

  • コンセプトづくりの重要性といつどこでつくるか使うか

  • コピーライターってなんだろうに答える会

  • 読みやすい文章、読まれる文章に直すコツを共有

  • インタビュー練習会

この中から、まずは「コンセプトワーク」の方法を教える講座にしようと決定。切り口はどうする?と2人で話しているうちに「コンセプトやキャッチコピーをつくることって、人生においても必要な作業なのでは?」という話になり、自分キャッチコピー講座が生まれました。

これ、私的に素晴らしい発見だなと思っていまして!ビジネスで使うだけじゃなく、一人一人が生きていく上でも「言葉のコンパス」ってすごく大事で握りしめておくべきアイテムなんじゃないかと思うんです。

今後は自分キャッチコピーの他にも、家族キャッチコピーや私の人生コンセプトなど、生活の充実のためにザツダンが編み出した「コンセプトワーク」の考え方を活用できる場を増やしていきたいな〜と思います。

講座タイトルもコンセプトワークで作れる

ターゲットと切り口が決まったら、次は講座のタイトルです。実は、ここで迷走に迷走を重ねてしまった私。チェックをする当社代表も途中で「何が正解なんだっけ…?」と分からなくなり、最終的には、講座内で教えることにしていたコンセプトワークという手法に立ち返りました。

私がダメだったのは、ターゲットと目的「だけ」を定めてタイトル作りに挑んだこと。自分達の現状を整理し、世の中の現状やニーズも知ることで「これが伝えたかったんだ」と納得のいく表現が見つかります。コンセプトワークはここでも活用できる考え方なのだと驚き、本講座の意義を再確認。私も早くコンセプトワークマスターになりたいなぁ…。

ここまで約3週間。ようやく講座タイトルが決まったので、いよいよ告知と募集に向けた準備です。

さぁ、どうやって届けよう?

募集フォームは「connpass」で作成

最初は詳細をnoteに書き、募集はGoogle Formsのアンケート機能を使おうと考えました。ですが、参加者への一斉連絡や参加者リストの自動作成機能に魅力を感じて、イベント募集サービスを活用することに。今回は、エンジニアをつなぐIT 勉強会支援プラットフォーム connpass を選びました。

申込フォームの作成やイベント告知のためのサービスはいくつもあります。その中からconnpassを選んだ理由は、株式会社DERTAさんが運営しているDERTAJAMに参加した際に、参加者として利用したサービスだったから。

【DERTAJAMとは】
月に1度開催されている、デザイン思考、デザイン経営など広義の「デザイン」をテーマにした「ゆるい」勉強会&交流会。新潟でデザイナー、エンジニア、各種クリエイターなど、ものづくりやサービスづくりを実践している人や、ものづくりやサービスづくりに関心のある人におすすめのイベント。

DERTAJAM概要紹介より

私が使ってみて感じたことを共有します。

【よかった点】
●告知フォームの作成は簡単にできた
●参加者への事前アンケートと一斉メール送信の機能はとてもありがたい
●資料の共有機能などもあり講座の募集フォームとして優秀
●参加者がオープンになっておりSNS連携も可能。人となりや参加人数を事前に知れるので安心できる

【イマイチな点】
▲講座内容の記入欄はコードを入力しないと見出しや表を挿入できないため読みやすく作るのはコツがいる
▲参加申込の前にサービスへの利用登録が必要なぶん、参加のハードルが上がるかも
▲参加者の事前共有機能は恥ずかしいと感じる人もいるかも


告知期間中には活用しませんでしたが、ページビュー数のチェック機能もあり、告知の効果を検証することができます。募集途中の編集もカンタンで管理画面も見やすいので、私は次回も使いたいなと思っていいます。無料ですしね!

集客のためにやってみた9つのアクション

募集フォームも完成して、ようやく告知です!当初はイベントの1カ月前から告知をするはずが、始めたのは2週間前から。有料の広告などは考えておらず、とにかく私の力でできることを片っ端からやってみました。毎日、あとは何ができるかなと考えながら、下記の①〜⑨のことを大体1日1施策ずつ投下しました。

①noteに告知記事をUP
これは、募集フォーム用に作ってあったのですぐ投稿できました。noteは文章を書くことに特化したサービスですし、リンクも貼りやすいので告知記事が書きやすいです。土台となる文章を最初にここで作ったことで、募集フォームや告知サービス、SNSへの転載がラクにできたのかなと思います。

②Twitterで発信
最初の告知はconnpass上でツイート文を作成したら、文字が切れてしまいました。講座の日まで何度か引用ツイートを行い、リンククリック数は158件。うるさいかな?と遠慮したけれど、もっとツイートすれば良かったかも知れません。


③Facebook
connpassやnoteで書いた文章をリライトして発信。久々の投稿だったので講座の内容に関係ない個人的なコメントを複数いただきました。リアクションはありましたが、ここからの参加者はゼロ。普段活用していなかったのも理由の一つかもしれません。

④名刺交換した相手へメール
交換した名刺の数は少ないものの送ってみることに。何人かから「予定が合わず今回は…」と返信をいただいたものの、参加者の一人はこのメールをきっかけに知ってくれたようです。

⑤他の告知サイトに転載(4件)
知り合い以外にも届けなければと考え、「こくちーずプロ」など無料で使える告知サイトに登録しました。【ライティング 講座】で検索すると新潟で開催しているものはゼロだったので、今後も載せておいて損はないかなと思いました。


⑥クリエイターが集まるコミュニティに告知
アクティブユーザー数は分かりませんが、クリエイティブに関心のある人が集まる場なので、それなりにリアクションがありましたし、ここから1名参加してくださいました。

⑦自分の知り合いにLINEでメッセージを送る
今回はオフラインイベントなので新潟在住者に声がけ。「ちょうどキャッチコピーに悩んでいた」と、すぐに申し込んでくれた友人が1名いました。


⑧Twitterでフォロワーを増やして、再告知
Twitterは比較的フォロー返しのハードルが低いSNSなので、おすすめ欄に出てくる新潟にいそうな皆さんを片っ端からフォローしてみました。おすすめに出てくるということは友人の友人だったり、親和性の高いアカウントだったりするので、ありがたいことに多くの方がすぐにフォロー返しをしてくださいました。

ここで増えたフォロワーから「オンラインなら参加できるのに」「次回は参加したいです!」とメッセージをいただき、頑張り次第で届ける範囲を広げられることを実感。対面でのイベントをするのであれば、普段からTwitter内で地元のつながりを増やしておくと良さそうです。


⑨TwitterやFacobookでザツダン代表がリツイート&シェア
初回ツイートから拡散協力をしてくれていた当社代表。今回、参加者のうち1名は代表のお知り合いだったので、このアクションがきっかけだったのでしょう。自分が何かしなければ!と積極的に協力を要請してしませんでしたが、使えるものは使うべし。次回からはぐいぐいお願いしたいと思います。

結果につながった告知方法は…

開催日の2日前まで参加者はゼロ。届いていない。どうしよーーーーー!と焦り、もう自首するしかない(?)と思っていましたが、結果的に4名の方が受講してくださいました。参加を決めてくれた皆さん本当にありがとうございます。このご恩は一生忘れません。

今回ご参加くださった方々の入口はこちら↓

④名刺交換した相手へメール
⑥クリエイターが集まるコミュニティに告知
⑦自分の知り合いにLINEでメッセージを送る
⑨TwitterやFacobookでザツダン代表がリツイート&シェア

これが一番効果的だった!という方法はありませんでした。諦めずに思いついたことを全部やってみて本当に良かったです。

対面イベントならではの注意点

会場の下見は配置のシミュレーションもセットで

今回は説明資料やワークの道具、領収書など、当日必要な書類や道具は講師をつとめる当社代表が手配。私は事前の会場手配と下見、参加者アンケートの作成などを行いました。

会場は「生涯学習センタークロスパルにいがた」にある24名定員の講座室を利用。プロジェクター用の机を配置すると、参加者用の机は4卓がちょうど良いと感じる広さでした。

下見で予想していたより席数を確保できなかったので、実際に机を動かしてシミュレーションする方が良いです。募集上限は20名でしたが、満員御礼だったらぎゅうぎゅうでしたね…。

机を並べ直した様子。この部屋で講座をするなら4〜8名が妥当かも

受付係は、名簿の出力と集金袋を忘れずに!

当日に私がすることは受付くらいだ〜と気楽に構えていましたが、その受付で必要なアイテムを何も準備していませんでした。

・名簿
・集金袋

これらは最低限必要です。今回は参加者が少なかったので問題は起こりませんでしたが、次回からは忘れないようにしようと思います。

最後に、収穫と反省をシェア

対面イベント企画者にすすめたいアクション

●企画内容の立案や講座タイトル決めは「コンセプトワーク」で
●Twitterは事前に届けたい相手をフォローしておくこと
●告知文の雛型をnoteで作成して、他ツールに展開するといい
●会場下見は机の配置もその場で検討すること!
●使えるつながりは全部使うこと

次回、見直し&改善したいこと

■想定ターゲットに合わせた告知方法の検討を早めにする


アホみたいに長くなってしまいました。ここまで読んでくださったあなたには、ぜひ会ってお礼を言いたいものです。

次回開催の講座でお待ちしております!
 or 
イベント開催の際はうのりなにもお声がけください!

お読みいただきありがとうございました。

ザツダン
うのりな


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?