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002 かりちゃん【親になることの覚悟と喜び】



生まれて、育って、産んで、育くむ。

002 ゲスト;かりちゃん

《親になることの覚悟と喜び》


5/1にクラブハウスで11人自宅出産したご夫婦の父ちゃん、かりちゃんとおしゃべりしました。

内容が盛りだくさんだったこと、ゆっくり向き合う時間がとれなかったことにより、noteの記録が遅くなりました。

待ち侘びていた方、ごめんなさい。そして、お待たせいたしました!


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かりちゃんは11人のパパ。clubhouseが日本で始まってまもない頃からほぼ毎日、子育て中のパパママが集まるトークルームを開いてくれています。

そこに私、さじあいがふらっと入って、おしゃべりさせてもらったのを機に繋がりました。


かりちゃんちは、どんな話題でも気さくに気前よく話してくれるという印象となにより11人みんな自宅出産ということに、バースドゥーラ勉強中のわたしは興味津々になりました。

ちょうどその頃、かりちゃんがInstagramの〈IGTV〉に末っ子の自宅出産動画をアップしてくれました。

https://www.instagram.com/tv/CNTxRHbjNBR/?utm_medium=copy_link


※ネタバレではありますが…お風呂場で奥様は上半身水着着用。下半身は湯船の中で映ってないのでその点ご安心ください。


その映像があまりにも自然で、お母さんも赤ちゃんも心地良さそうで…すてきでした♡

だから、もっとお話しを聴いてみたい!と感じたので時間を作ってもらいました。

以下、5/1に1時間ほどのおしゃべりの中で印象に残ったお話しを書きます。

必ずしも正確な文字起こしではないのでその点ご了承ください。


* * * * *


かりちゃんとclubhouseでトークすることが決まって浮かんできたタイトルは

【親になることの覚悟と喜び】というもの。


子ども一人産み育てるのにも覚悟が要ります。それを11人です。

とても大きな覚悟があったのだろうと思いました。

そして、我が家は子ども5人ですが、子どもの人数増えれば増えるほど楽しさも増しています。

だから11人は楽しくて喜びも多いだろうなと感じました。だから、


【親になることの覚悟と喜び】について


まずは「喜び」から聞いてみました。


子だくさん、毎日楽しいですよね


「そうそう、楽しいよね。洗濯物は確かにすごい量だけど、子どももやるように教えればやるから、楽しさに比べたら取るに足りないことだよ。

子どもが多かったり、歳の差があったりで良いことはたくさんあるよ。

上の子たちが下の子たちと遊んでくれるし、面倒見てくれるし、勉強も教えてくれる。

高校生ぐらいになったら保育園や小学校の送り迎えに行ってくれるよ。」


わたしも年が離れた兄がいて、保育園に迎えに来てもらってました。と言っても10歳と7歳差で私が保育園通ってるときは小学生。小学生がお迎えでも大丈夫だったのは時代ですよね。

他にかりちゃんちの子育てで特徴的なことありますか?


「うちは子どもの年齢の幅が広いから、中学校以降の子どもは、何かあったら話を聴くのは僕(かりちゃん)、それまでのちっちゃい子たちは奥さんが話を聞いたり主に面倒を見るってのは自然と役割分担してるなぁ。」


楽しいことや喜びはいっぱいで話しきれないですよね。(中略)

じゃあ覚悟の部分、自宅出産のことを伺います。


「いいよ。なんでも聞いて。」


私と夫はそれぞれ結婚前に精神科に入院していたことがあったので、第一子のお産ではもしかしたら取り乱したりするかもという不安が少なからず私自身も夫も周りの家族にもありました。だから、関わるみんなが安心できる方法でと思って総合病院でのお産を選びました。自分の身体が丈夫だったので会陰切開など医療的処置は無くって辛い思い出は特に無いです。

4回そんな感じで、5人目のときは自宅出産でもいいかな?とよぎったけど、夫や家族に理解してもらうのが大変かなと思って、説得と実行に至らなかったんです。

最近かりちゃんちの自宅出産の映像を見たら、場所は自宅のお風呂だし、あまりにも自然であまりにも日常と地続きのお産で、「あー、この映像見たらお産への怖さが無くなるな、心地良さそうだな、こんなお産してみたかったな」と思いました。


「ありがとう。第一子からうちはずっとああやってお風呂でのお産だよ。

僕らが自宅出産を知ったきっかけの、すてきな赤ちゃんがいてね。

奥さんが第一子妊娠中に、その赤ちゃんのご両親とおばあちゃんから、僕ら夫婦がそれぞれ別々に《自宅で産む「自宅出産」》という方法があることを教わったんだ。

それからちょっとして

僕が今お腹にいる子は自宅出産するってのはどうかなって奥さんに話したら私も言おうと思ってた!ってなって。

そこから2人で自宅出産の勉強をしたよ。

「家族だけ」で新しい命を迎えられるのは素敵だと思ったし…

僕、相手はお医者さんだとはいえ、自分の大事な奥さんの大事な部分を自分以外の男性に見せなきゃいけないことにすごく抵抗と葛藤があったんだよね。

自宅出産を選べばそれは無いんだ!って気づいたのも大きい。とっても。」


なるほど〜!確かに、お産の方法の選び方って女性が主体でそれはもちろん当たり前なんだけど、パートナーの気持ちや感覚も大切にしたいですね。

ご夫婦ともに自宅出産しようって思えたから、夫婦一緒に二人三脚で心も身体も準備できたんですね。

実は、私はかりちゃんちのお産動画が素敵だと思ったからFBでシェアしたら、繋がってる助産師さんに、〈医師や助産師を伴わないお産を広めないでほしい〉ってメッセージをもらったのですが…


「そういう話ね…もう、何百回も何万回もあったよ。

そもそも奥さんのお母さんは看護師さんだったから、自宅出産を選ぶと決めて伝えたとき、もう、めちゃくちゃ反対された。

でもうちの奥さんいい良い意味でめちゃくちゃ頑固なの〜!

〈自分たちのお産だから自分たちで決めます。〉ってきっぱりしてた。

それぞれの立場や経験によって見えてる世界と大切にしてる正義が違うんだよね。

見ている世界が違う人とは意見が交わらないし、どっちが正しいって話でもないから、分かり合えないだろうなって人と話し合うのは、やめてるよ。

自分の、自分たちの人生だから。

常識だから…に無理に合わせる必要は無いよ。


原始時代からお産はあったわけで、ほんとにお産は病気じゃないから、

そもそもあなたは自宅で産めるよって人がわざわざ病院にかからなくでもいいんじゃない?とは個人的には思うけど、それも人それぞれだよね。

自分で決めるしかないし、僕の考えを押しつけるつもりもないよ。」


うんうん。なるほど。ありがとうございます。

映像で見せてもらったように、母子ともに心地よいお産ができたのは伝わってきますが、どんなに心地よいとしても11人を産み育てるのってそもそも身体の丈夫さが要る気がするけど、かりちゃんから見て、その点、奥さんはどうですか?


「そうだね。まず、そもそも奥さんのお母さんが身体が丈夫!すごく働き者のお母さんなんだよね。だから奥さんも働き者。

奥さんは下半身がっちりしてて、自転車が似合う!学生時代陸上部だった。

痛みに強いし、風邪ひいて38.5℃くらいあっても動けちゃう(休ませるけど)人だよ。」


おぉ〜!身体の丈夫さは大事ですよね。

私も自分はなんでこんなに産めたんだ?って考えると、生まれてから高校卒業までエレベーター無しの団地の4階に住んでいたってのがだいぶ大きいと思います。だから、今、4姉妹=4人の女の子がいるから、あえて団地の5階に住んでます◎


「へ〜、いいね!

僕は子どもの人数は結局は神が決めるもんだと思う。

さじさんのところに5人て神が決めたんだよ。

だから大丈夫👍

さじさんも引き続き子育て楽しんでほしいな♪

また、なんかあったらなんでもきいてね。なんでも話すから!」


と、とにかく気前の良いかりちゃん。

ありがとうございました!


かりちゃんはclubhouseでほぼ毎日、朝や昼間に、子育て中のパパママが肩の力を抜いておしゃべりできる場を開いています。

Androidでもclubhouseスタートしましたね。ぜひ聴きにいって&おしゃべりしてみてください。


* * * * *


自宅出産とひとくちに言っても、

お風呂だけじゃなく、お布団で、

家族だけじゃなく、助産師さんを呼んで、

などいろんなスタイルがあります。


日本助産師会ではこのページにあるように助産師を伴う出産を推奨しています。


https://www.midwife.or.jp/general/mukaijyobunben.html


「お産」といっても
いろんな選択肢があります。

だからこそ、知らないともったいない。

だからこそ、選ぶのが難しい。


そんなときに、経験や知識や知恵をお伝えしてお産の仕方を選ぶサポート及び、

選んだ方法で母子とご家族にとって幸せなお産ができるようにサポートする《バースドゥーラ》となるために、私は今勉強中です。

養成講座はあと1か月で修了です。

もちろん、修了証をもらうのがゴールではなくスタートです。

でも、まずは修了証をもらえるように頑張ります。


バースドゥーラとしての学びを深めるために、引き続き、不定期ながら、

clubhouseでのこのトークルームも行います。

タイミングが合えば聴いてください♪

ではまた👋


さじあい

サポートありがとうございます。 いただいたサポートにより、ドゥーラとして、女性からの相談に無料で応じることができます。