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【エッセイ】「詩のことば」から思うこと。

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「詩のことば」から思うこと。 さまざまな詩のことばから、こぼれ落ちる思いをつづります。
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2020年5月の記事一覧

エリオット『荒地』より

エリオット『荒地』より

春分の日に、お引越しをして一ヶ月半。

仕事の資料をダンボールの城から探し出すのに、
日々、迷い子のよう。

探し出してきた本は
イギリスの詩人、T・S・エリオットの『荒地』。

混迷する時代状況をうたった詩「荒地」の有名な一行目が4月中、
ずっと心に響いていた。

「四月は最も残酷な月」

時代が異なっても、詩の言葉は、ときに「今」を映し出すときがある。

だからこそ、支えられる一行を読みたく、

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