甘い身体で学ボにでる意味
関東学生ボディビル選手権大会まで一週間を切りましたね。私は4年生最後の年なので出場予定ですが、減量はしていません。
8/7に行われた神奈川県ボディビル選手権大会に出場してから、いわゆるオフシーズンに入っています。現在は今シーズンの最低体重から+7kgほど増えました。比較的手脚の血管などは出やすいので、四肢は意外と乗ってないように見えてもお腹周りはしっかり乗っています。間違い無くボディビル的には甘い身体ですね。
学ボに出場するのに減量してない理由
私が学ボに出場するのに減量してない理由は主に2つあります。
○来年の神奈川県ボディビル選手権大会、ジュニアの部で結果を残すことが目標であること
○学ボが私が憧れたものではなくなってしまったから
1つ目の理由は、何となく分かると思います。選択と集中ってやつです。多くの選手が大会を終えて課題が見えてきたら、いち早く改善に取り組みたいと思うはずです。私もその1人です。
また来年はジュニアラストイヤーなので、最後の神奈川ジュニアに向けて取り組みたいと考えました。
2つ目はの理由は、私のねじ曲がった学ボ観と言えばそれに尽きるのですが、近年の学ボは以前のそれとは違うんですよね。
昨年1年ぶりに開催された時には色々思うところがあったのですが、一番変わってしまったなと感じたのが『フリーポーズが終わり退場する直前にワンポーズ取る』を多くの選手が行っていなかったことです。
そんなことでと思うかも知れませんが、進行表や開催要項にも載っていない名も無き文化が確かにあったのですが、それが途絶えかけてるのが本当に悲しかったです。
それに加えて学ボの競技レベルがどんどん上がっています。皆デカくて皆絞れてる。一見すると素晴らしい事ですが、良い面ばかりではありません。
そのせいで学ボへの出場ハードルを高く感じてなかなか出場に踏み切れない。絞れてない筋量がないのを懸念し過ぎて出場に踏み切れない。そんな人の話を他大学含めてよく耳にします。
私は学ボにはフランクに出場してボディビルを楽しむきっかけにして欲しいです。
以前は「絞れてポージングできれば全日本には行ける」言われてました。その位には甘い人が多かったということです。
この辺りの甘い人でも出やすい環境であったのも、名も無き文化であったとも言えます。
フリーポーズは決勝進出しないとできなくなったりと挙げたらキリがないですが…
私が憧れその舞台に立ちたいと夢見た学ボは今は少し違うものになってしまいました。
※因みに言うと、減量が辛くてヤケになって辞めた訳ではありません。私は目標があればちゃんと仕上げます。
昨シーズンは神奈川から学ボまで調整して出場していますし、仕上げようと思えばできました。知っている人は強がって言っている訳では無いと理解してくれるとおもいます。
それでも学ボに出場する意味
正直な話、もう棄権してもいいかなと考えておりました。
「いちおう出るよ〜」とかフランクに周りには話していましたが、現在の私の身体では決勝に行くのはまず無理ですね。昨年はギリギリ出場できましたが、今年は全日本学生の出場権は得られないでしょう。
それでも学ボに出場する理由は
○学ボのハードルを下げたいからです
前述の通り学ボへの出場ハードルを高く感じて躊躇う人達に「俺も出れるかも」と思って欲しいのです。
私が1年生の時、当時の主将でもある私のフルチン師匠の全日本学生前の身体を見て大変失礼ながら「私も出れるかも」と思いました。
そう思わせてくれたからこそ私のボディビルの道が一気に進んだので、本当に感謝しています。
「俺も出れるかも」「俺の方がいい身体してる」「意外と絞れてない人もいるんだな」
観に来てくれた人達、特に他大学含めた新入生やこれから学ボに出たいと思う高校生達にそう思って頂けたのなら、こんなに嬉しい事はないです。
私がフルチン師匠から勝手に受け取ったこの想いを、学ボを通して下の世代に受け渡していきたい。
そう思えたから私は学ボに出場します。
まぁ長々と言い訳を書いた訳ですが
私が言う意味を成すためには、白豚で適当に出場してもダメです。タンニングもそれなりにして、ポージングもちゃんとしますよ。
明日監督にポージングを見て頂く際に、甘過ぎる!と言われないか少し心配です…笑
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