川縁スイカ

京都出身 1995年生まれ 今を漂う

川縁スイカ

京都出身 1995年生まれ 今を漂う

最近の記事

京都に夏がきた

梅雨が明けた。 今年も京都に夏がきた。 鴨川の流れに目を奪われる時間は嫌いではない。 鳥達も涼しさを求めて川沿いに移動する。 自然は春夏秋冬と変わりを見せる。 僕らは毎年、その変化に楽しみを与えてもらっている。 まだ世間では見えないウイルスが僕らを自由にさせてくれない。 しかし僕らは変わろうとしている。 今年も夏がきたんだ。 楽しむ準備はできている。 部屋で過ごす時間も 一人きりの散歩も慣れたもんだ。 扇風機の風を浴びながら 太陽に照らされながら 2020年の夏

    • 雨という日

      雨の日は気分が沈む 晴れの日は気分が弾む その度に僕は単純な人間だなと思う 雨が降らなければ米や野菜は成長できない それでも雨を好きになることはできないのだ 雨の日が嫌いになったのは幼稚園の頃だ 雨のせいで遠足が中止になったんだ 僕は遠足で持って行くはずだったお菓子を泣きながら家で食べた お母さんはお昼ご飯にお弁当を作ってくれた 僕は不思議と遠足気分になり泣くことをやめた 中2のある日の朝、天気は雨 だけど僕は気分が弾んだ その日のお弁当に大好きな

      • 僕はお酒が飲めない

        僕はお酒が飲めない 世間の人がこれはジュースだと笑うような缶チューハイを一口飲むだけで顔が真っ赤になり頭がズキズキする 飲み会ではウーロン茶かコーラを頼む そんな僕を周りのみんなはどう思っているのかは分からない でも僕は今後もお酒を飲むことはないだろう こんな僕が一度だけお酒飲もう、お酒を飲みたいと思った事がある それは祇園祭の時だ シンプルにお祭りの雰囲気に飲まれて飲みたくなった 酒に飲まれる前に雰囲気に飲まれた そして2分後お酒にも飲まれることとなる

      京都に夏がきた