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誰かが作った2日目のカレー

今回は11時間のフライトがやけに長く感じたきこぺんアロハです。

夫が随分回復して仕事にも復帰して1ヶ月。今度はもう一人の男の世話だ。偉そうに書いたが92歳になった父の事だ。電話では元気そうだが介護保険の更新手続きと次回の介護認定の面接の事などケアマネジャーさんとメールで相談出来て本当に助かる。去年の5月に父が骨折した際に手術して下さった担当のドクターが3月いっぱいで異動されるらしい。これって介護認定の方にも影響あるかなと心配なものの目の前のできる事をやるのみ。

パートの仕事も今だから書くけど『プラダを着た悪魔』と言う映画のメリル・ストリープのような強烈なボスがめでたく昨年末に退職された。新しいボスがとても仕事しやすい方なのでもう辞めよう辞めようと思いつついろいろまた楽しくなってきて日本まで持ってきちゃったよね仕事。パートなのに。まあでも去年から休みも多くてご迷惑かけた分頑張ろうと思う。

そんなわけで帰省前は、やはりバタバタして11時間ののフライトもキツくなってきた。サンフランシスコを深夜に出る夜中のフライトの方が朝5時前に羽田に着くけど体が楽かもだ。今回は帰る前に父にちょうど父の調理介助でヘルパーさんも来るスケジュールを見込んで「カレーが食べたい。」とお願いしておいた。特に2日目のカレーが帰ったらあるなんてもう最高。それを楽しみに帰って来た私。

父に無事に羽田に着いて今日は、もう遅いので名古屋に一泊して明日帰るからねと品川駅から連絡したら

「明日、帰って来たらあなたが自分でカレー作れるように材料もう用意してあるから。」

と父。「えっ?」頭の中で残念なトランペットの音がホワホワホワホワ鳴り響く。いや、そうじゃない。作れるようにってカレー食べたいから作ってねとお願いしたのはこっちなんだが。出発前日まで忙しく今回のフライトは満員でやけに疲れている私がカレーを作るとお思いなのか。我が父よ。以前なら私が帰ってくる時はすき焼きとか準備してくれたじゃない。

明日は、通り道なので父が手術した病院によってお世話になったドクターに御侍史と書いたお手紙を持って行く用事と実家のある山奥に入る前にちょっと買い物もしたいんだよね。今回お土産もろくに買わずに来たので少し菓子折りなんかも用意していかないと急に来客ありの田舎あるあるなのだ。

夢にみた誰かに作ってもらった2日目のカレーは幻となった。テンション下がりすぎてちびまる子ちゃんみたいに顔に線が入っていた私。こうなったらデパ地下大作戦だ。あーっ誰かが作ってくれた2日目のカレーが食べたい。


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