肩書がない自己紹介。

朝日より夕陽が好きです。
「今日も1日始まる〜!がんばるぞ〜!」みたいな元気をもらえる朝日より、「あぁ今日も終わってしまうなぁ」と悲しくも愛おしくなるような、真っ赤とも言えない、紫とも言えない、どんな色か言い表せない夕陽が一番美しいと感じます。

綺麗な食器より、少し欠けたようなでこぼこした食器が好きです。
そんなことを言いつつ、食器棚にしまいにくいので形の整った食器を結局は選んでしまう人間です。

食べるために料理をするのではなく生活をするために料理をします。
カレーを2週間苦なく続けれられるくらい、食べるものにこだわりはないです。大概のものを美味しく食べられます。(生トマト以外)ちゃんと料理して偉い!と低い自己肯定感を少しでも高め、生活のクオリティを上げるために料理をします。

旅行より、ベッドの中でこの国はどんなところなんだろうと想像する方が好きです。
暑い国に行きたいなぁ、踊りまくってはしゃぎたいなぁ、そんな想像をするときが一番いきいきしています。実際現地に着くとクーラーがガンガンにかかったカフェでまったりしてしまい、観光地に行っても「こんなものか」と心動かされることが少ない人間です。

桜より新緑が好きです。
はっきりとした色より淡い色の方が好きですが、新緑は別です。青々しい緑がとても落ち着きます。桜は少し私には眩しすぎます。桜より寒さが残る中に咲く梅の方が好きな人間です。

雪より雨派です。
雪は溶けるとぐちゃぐちゃになって色が汚くなってしまうのがあまり好きではないです。出身が北海道みたいな雪国ではなく、雪といったら1〜5ミリ積もるか積もらないところでしたので、雪=綺麗というイメージがあまりないです。雨は降った後道を綺麗にしてくれるので好きです。なんだかもやもやしたものを洗い流してくれたみたいに、スッキリした気分になります。あと雨は音が好きです。

なにより儚さが愛しいと思う人間です。
生きることよりも死ぬことに目がいってしまいます。無限ではなく有限だと感じた時の人の感情の渦めきや、葛藤に愛おしさを感じてしまいます。生きづらさを感じる人を無意識に同族と思ってしまいます。人のどっちつかずなグレーな感情が好きです。
ここ3ヶ月のお気に入りの映画は『ジョゼと虎と魚たち』『怒り』『悪人』『湯を沸かすほどの熱い愛』。つまりはそういう人間です。(わからない人は是非映画をみてください。そして私におすすめの映画を教えてください。)

他人が持つ葛藤や感情の渦めきなどは愛おしく感じるのに、自分がそういった類の感情を持つのは苦手です。
苦手といいますか、すぐにキャパシティを超えてしまいます。悩みすぎて悩みすぎて急に涙がでてくる、みたいな事態が起こってしまいます。最近は少しでもキャパシティが限界を超えそうなら人に相談することを心がけています。急に電話をかけてもいい相手がいることってなんだかいいですね。そんな大切な人たちに毎日支えられてます。(酔っ払って電話をかけたら切られました。悲しい。)

希望を抱くより、絶望をどう避けるかを考える人間です。
楽しい、将来の夢、理想の自分、そういうのを考えるのが苦手です。幸せになる方法を考えるより、どうしたら不幸にならないか、苦しみを軽減できるか考えてしまう自己肯定感低めな人間です。

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すでに17記事もnoteに出しておいて、自己紹介を一度もしてないことに気がつきました。今日は自己紹介をかきかき…。

読んでいただきありがとうございます。

自己紹介といいましたが、私は全くもって〇〇大学在籍などというものにこだわりはなく、むしろそこで確立したアイデンティティなんて1ミリもないのです。最近は就活でどんなことをしてきたか、あなたは何者かを問われることが多く少しうんざりしています。この自己紹介を読んでも結局わからないと思いますが、自分が一体何をしてきて、何者であるかといった情報は私にとって語る価値がないと思っています。(現段階では)

私の譲りたくない大切なもの=私である

#エッセイ
#自己紹介


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