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バネ指の施術

こんなの皆さんご存知のことかも知れないのですが、『バネ指が手掌に鍼せずに改善しました!』と宣伝するセミナー屋さんがいるくらいなので、それを見た新卒の先生方がこれはすごい方法なのだ!と勘違いして無駄に高額セミナーに行ってしまうようなことが減ればと思い、恥ずかしながら私の方法を公開します。

私の経験では、少なめに見積もって30症例中だいたい5回以内に改善。鍼のみで改善しなかった患者さんは1人です。


その方法とは!

坐位にて、患者さんに脇をしめてもらった状態で肘を90度屈曲させる。前腕は回外して手掌が天井を向くように。

そのまま少海に刺鍼、もしくは少海を肘頭方向に捻るように押える。

患者さんにグーパー繰り返してもらう。

以上!母指以外のバネ指の施術です!

1回で完璧に改善する!と言い切ることはできませんが、患者さんに「これで良くなるかも」と思わせれるくらいにはなります。

鍼のみで改善しなかった患者さんは、施術後も一時的に改善するだけで戻ってしまう方で、3回施術後に整形外科にて注射をしてもらいました。

言い訳はハードな調理の仕事を続けている最中だったので、腱鞘がガッツリ腫れている状態だったのではないかと。 
その患者さんは注射の後1年後に再発、その際も施術と注射で改善、その後定期的に施術をさせていただいていますが現在まで1年以上再発無しです。

逆に注射は受けているがバネ指は改善していないという患者さんが来たら、勝確のボーナスゲームです!やったりましょう!!!

そして前腕以外も使って意外性を出して患者さんにドヤりたい場合は、所謂巻き肩になってる上肢を戻したい心持で肩甲間部など、お好きな経穴を探して使ってください。

沢田流だと各指に該当する背部兪穴を選びます。
母指なら肺兪や身柱など…この理屈だと次指は大腸兪を選びますが、効かない場合は表裏経だからと理由をつけてやはり肺兪や身柱を使ったりします。

例えば薬指の場合は三焦兪や懸枢付近、もしくは厥陰兪、第4.5胸椎棘突起間付近を探して適当に刺します。

上記のような考えで施術をしてきてバネ指で悩んだことは今のところ無いのですが、もし上手くいかない場合は患者さんの状態など含めて教えてください。
なんとかなりそうな場合は一緒に考えたりアドバイスさせて頂いたりします!それ以外は無視します。


とまあ、バネ指が簡単に改善するような書き方をしてしまいましたが、実は私がえげつない運の良さで簡単な患者さんにだけ出会っている可能性が大いにあります。

というのも私は普段から何もないところで転んでみたり、犬の糞を踏んでみたり、宝くじをハズしたりと日夜弛まぬ努力を続けることで仕事に関しての運気を爆上げしております。
何故ならそれが患者さんの利益になるからです!

これは簡単に真似できるものではないと思いますが皆さんも頑張って勉強したり、ウンコ踏んだりしながら上記の方法を試してみてください。

あとはセミナー屋さんに高額な料金を支払うほど俺は勉強したのだ!と思い込み、それが自信となり結果に繋がるという方もいると思いますので、そういう方の為に有料分を用意しました。

奇特な方がいたら東洋医学研究所のクラウドファンディングに支援します。
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