「北朝鮮をロックした日」を観た。感動した。

アジアンドキュメンタリーズで観てウォォ!と感動したのはこちら『北朝鮮をロックした日』というドキュメンタリー。
スロベニアのライバッハというかなりエキセントリックなバンドの北朝鮮公演を追った記録である。
メンバーの1人が何回も北朝鮮訪問していてコネクションがすでにあるというのも変わっているが、ユーゴスラビア時代にチトーとスターリンを揶揄するコンサートをする等、北朝鮮に限らずとにかくデンジャラスな香りのするアヴァンギャルドバンドのようである。
当然北朝鮮側の音響機材のトラブルや検閲による曲変更など次から次へとハプニングが起こるのだが、それを乗り越えて北朝鮮の楽団とのコラボをしたり公演したりする様子には心を打たれる。
文化や基本的コミュニケーションの土台が違う人たちと関係を築き上げていくこのバンドの何かすさまじいエネルギーみたいなものには、北朝鮮公演という題材を越える何か根元的なものを感じた。

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