「オーシャンズ8」を観た。

『オーシャンズ8』を観た。有名なオーシャンズシリーズのストーリーを全員女性で表現したさわやかな後味のよい映画だった。
スタイリッシュさとスピード感に比重が置かれているため、説明がかなり省かれていて、これってこういうことだよな、と補正が必要であったり、そりゃないでしょという漫画的な部分もあるのだが、この映画はストーリーというより「ユーモアのあるクールさ」を表現するのがメインなのでそういう意味での構築性は完璧である。
また、映画のテーマであるCartierのジュエリーはもちろんDolce&Gabbana、ZacPosen等ファッション面が楽しめるのもこの映画の大きな魅力だろう。
こういうファッションメーカーとの連携というのは多分白黒映画の頃からずっとあり、映画版華麗なるギャツビーの古い方(ロバート・レッドフォード、Ralph Lauren)と新しい方(レオナルド・ディカプリオBrooks Brothers、Prada、Tiffany)等はオイラもかなり好きである。
音楽のミキシングとマスタリングがムチャクチャいいのもグッときた。最初の出音を聴いた時点で、ストーリー的にコケたとしてもこの映画は一流だと安心できる音。
オシャレジャズからバッハの小フーガ、ドクトル・ジバゴのララのテーマ等選曲もグッド。 あとミュージシャンとして何よりもオォ!と思ったのはエンドロールの作曲とか編曲とかのところにProToolsOperatorとして7人ぐらいの名前がクレジットされていたことだった。
最近の映画ではProToolsOperatorがクレジットされているのが普通?なのかどうかわからないんだけれども、現代的だなぁと感銘を受けた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?