☆オイラの好きな名曲名演シリーズ43 悲しい色やね-OSAKA BAY BLUES-/上田正樹

ジャパブルだが、歴史はもちろんジャパブルの方が長い。淡谷のり子や青江三奈まで入れれば相当な歴史になる。このジャパブルはいわゆる12小節の北米のブルースではない。「ブルースっぽい雰囲気」を持つ楽曲は12小節でなくてもブルーノートスケールが入っていなくてもブルースなのである。その長い歴史の中で突出したジャパブルの名曲はやはりこの「悲しい色やね-OSAKA BAY BLUES-」だ。サビ後の2番に行く時突然マイナーにいく楽曲構造も演劇的ですばらしい。何より哀愁の漂う関西弁の歌詞が情趣のスパークがすごい。標準語以外の歌詞でよりいっそう胸キュンしてしまうというこの現象はなんなのか、歌詞について考察をせまる楽曲でもある。


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