「キャプテン・フィリップス」もおすすめだ。

そして「アポロ13」の後は、というわけではないが、同じくトム・ハンクスがこれまたとんでもない窮地に追い込まれるも元気と勇気でのりきるソマリア海賊襲われ実話映画「キャプテン・フィリップス」がおすすめだ。
まず単純に映画としての完成度が高い。
始まって数分すると、もう目が離せなくなって、気がついたら映画がおわっているというタイプの映画である。アチャ~って状況になってから最後までまったく息を抜けない映画で、「当社比」のように主人公が同じくトム・ハンクスということで危機に直面した「トム・ハンクス比」という視点で「アポロ13」と「キャプテン・フィリップス」を観ることができる。
ソマリア海賊にとらわれ中より、宇宙空間から大気圏突入で地球に帰る時の方が死ぬかもしれない確率という意味では圧倒的に高いのだが、トム・ハンクスは、「アポロ13」の時の方がさわやかで抜けがいい。
ソマリア海賊にとらわれている時の方が死ぬ確率は低いのだが、精神的には追い詰められる。
この辺りは相手が機材トラブルなのか、逆ギレ中の人間なのかで、かなり気の持ちようが違うのだろうなぁと思う。
そしてこれもまた「駄目そうでも人は諦めてはいけない」という映画なのである。

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