☆オイラの好きな名曲名演シリーズ18 華麗なるギャツビー(1974) ~What I'll Do/William Atherton

大好きな映画『華麗なるギャツビー』でテーマ曲的に流れる曲である。超有名作曲家アーヴィング・バーリン作曲で、歌っているのは俳優のウィリアム・アザートンだ。アーヴィング・バーリンは、ゴッド・ブレス・アメリカでもみられるように、5度以上跳躍するメロディーが印象的だが、この曲も5度以上の跳躍がとても印象的で感動的。最初が5度上行、そしてその後短6度上行、そしてその後そのb6thが♮6thに上がる。そこがギャツビーの遠い憧れのようなものを表象しているようでグッとくる。キーCだとC,Fm,C,Fmというコード進行の中にさりげなく、♮Aが入る。♮AからFへの解決する先のコードがFmなのだ。これはなかなかにロマンティックでマジカル。さすがアーヴィング・バーリンだ。アーヴィング・バーリンはもともとロマンティックな曲を作曲する人で、そういう意味でもこの映画にはとてもあっていると思う。この映画版『華麗なるギャツビー』は、オイラが好きなこの1974年のロバート・レッドフォードVerの他に2013年のレオナルド・ディカプリオVerもあるのだが、こちらは音楽がより今時になっていて、こちらはこちらでとてもすばらしい映画。また1974年版はラルフ・ローレン、2013年はブルックスブラザーズ、ティファニー、プラダ、ミュウミュウとのコラボをしていて、ファッション面でも楽しめる映画だ。


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