Photo by watakirin 夏のホーム 26 河原 真宙 2023年8月13日 22:11 海に向かう最終列車にわざと乗り遅れたあなたは誰。海を目指していたわけではない、ここが旅の果てにしよう。いつまでも取り残されて空っぽの線路を見ている。諦めたわけではない、壊れた時間のせいにしよう。真夜中の踏切が鳴る。飛び込めと誰かが笑う。いつまでも取り残されて私は私を見ている。諦めたわけではない。そうだ、暑さのせいにしよう。 ダウンロード copy #現代詩 #真夜中 #踏切 26 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート