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夏のホーム

海に向かう最終列車に
わざと乗り遅れたあなたは誰。
海を目指していたわけではない、
ここが旅の果てにしよう。

いつまでも取り残されて
空っぽの線路を見ている。
諦めたわけではない、
壊れた時間のせいにしよう。

真夜中の踏切が鳴る。
飛び込めと誰かが笑う。
いつまでも取り残されて
私は私を見ている。

諦めたわけではない。
そうだ、暑さのせいにしよう。

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