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「MYカゴ使うと、いいことあるよ」というオハナシ(その3)

☆↑このバスケットは、三洋さんより取り寄せて購入した物です。決して、コンビニさんから失敬してきた物ではありません。

本気でプラスチックを無くすのなら

ここで話をプラスチック製品の削減に戻しましょう。プラスチックを無くすのならば、それはレジ袋の削減などといった気休めでは無く、本気でプラスチックを「消費する機会」を減らすべきなのです。

その理由については先に書きましたように、我々が食品の容器や包装などでレジ袋の何倍ものプラスチックを使い捨てせざるを得ないからです。継続して使う道具などはともかく、まずはこういったプラスチックの使い捨てを止めなければなりません。

ではその為に、どうすれば良いのでしょうか? ここでヒントになるのが、現在「食品の器や包装が、全て販売者側から提供されている」という仕組みです。ズバリ言いますと解決策とは「簡易な包装を受け入れる消費者側の度量」であり、「消費者側の本気を受け入れてくれる販売者側の度量」といえるでしょう。

何のことはない、我々はプラスチック削減という目標に向けて、全速で昔に向けてバックオーライしなければならなくなったわけです。小さな鍋を持ってお豆腐屋さんを追いかけたり、竹の皮にくるんだ肉を買い物カゴにしまったり、新聞紙に包んだ野菜をそのまま持ち帰ったり、私が幼少の頃、母の買い物に付いていって見た光景を今ふと思い出します。。

ちなみに我々消費者は、「レジ式精算」という決定的なきっかけがあったからこそレジ袋に依存し、買い物カゴを手放したのです。

ですが今現在、日本ではレジ袋の廃止が叫ばれ、新たなきっかけが生まれつつあるのです。


便利でないサービスは浸透しない

地球環境問題解決は、我々人類にとっての命題であると感じます。しかしながら、この問題を解決するために多大な不便を強いられるのであれば、どこかでほころびが生じるような気もします。誰だって鍋を片手に豆腐を買いに行くのは面倒でしょう。

環境保護と消費者の便利さとを同居させるにはどうしたらよいか? そう問われたときに私が思いついたのが、マイバスケットを利用した方法です。その理由とは、次の通りです。

詰め替えを全てレジ係さんにお願いできる
荷造り場所の混雑を避けることができる
清潔に保ちやすい
運搬できる量が多い
※簡易な包装の商品も運搬できる
※マイ器の使用に適している

マイバスケットはその性質上、荷造りの手間が要りません。これは時間の節約になるばかりか、荷造り場での感染リスクを大幅に減らすことができます。

そればかりではありません。マイバスケットは商品をそのまま運搬するのに適しています。店のテイクアウトなどで「マイ器(マイうつわ)」を使用するのにも、重宝しそうです。

「なーんだ!結局、お前さんの商売道具のEcoバスケットお勧め記事かよ」そう思われたあなた。マイバスケットと聞いてウンザリせず、今しばらくお付きあいくださいな。

結論からいいますと解決策とは、「日本国中のショッピングバスケットを2通りに統一してしまう」ことです。1番目のタイプは、現在スーパーで置かれてあるサイズのショッピングバスケットに、2番目のタイプは、現在コンビニで置かれてあるサイズのショッピングバスケットにすれば良いのです。

もっと具体的に言えば、スーパーに設置するショッピングバスケットにコンビニサイズの物を追加すれば、それだけでOKです。このことにより、自転車に載せられるサイズのマイバスケットがスーパーで利用できるようになります。

できれば各スーパーさんで通常サイズと同じく、コンビニサイズのマイバスケットを販売していただきたいところです。

スーパーで買い物して荷造りは不要、カゴごと自転車の荷台カゴにスッポリ。これって、とても便利だと思いませんか? 手間も時間も省けて、なおかつ荷造り場の感染リスクともオサラバです。

ただしマイバスケットには多くの弱点が存在します。それは、様々なシーンで使えないケースが多いということです。

例えば、スーパーで販売しているマイバスケットは、ショッピングカートに載せなければ使用できません。

例えば、コンビニエンスストアで使えるマイバスケットは、現在のところ存在しないようです。

例えば前述通り、スーパーの店頭で一般的に販売されているマイバスケットは、大きすぎて自転車のカゴにスッポリと入りません。勿論ですが、歩いての買い物には向きません。

これらの例が示すように、浸透しないのにはそれなりの理由が存在しているのです。このツールは現況のままだと、ほんの一部の人にしか受け入れられないでしょう。

どうすれば、マイバスケットが多くの人に受け入れられるようになるのか? そう考え続けた結果出た結論が、「バスケットの連結」でした。(続く)

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