高専のメリット、デメリット

 現在、地方国立大学4年生の私は中学3年生の時に高専への入学を決断しました。そんな私から見た高専のメリットとデメリットについてまとめたいと思います。

・高専に入学しようか迷っている中学生

・高専に在学中の学生

このような人たちの参考になればと思いnoteを初めて書いてみることにしました。

そもそも高専とは?

 高専とは、中学生が卒業後に進学することのできる5年間通うことのできる学校のことです。工業高等専門学校、略して高専と呼ばれることが多いです。高校(3年)+短期大学(2年)というイメージで、卒業すると短期大学卒業したことと同様に扱われます。各都道府県に大体1校ずつあります。

 まず、4点のメリットについてまとめました。

メリット

・学費が安く済む

・専門知識が身につく

・国立大学に簡単に編入ができる

・大企業に就職できる

メリット1つ目 学費が安く済む

 メリット1つ目は、学費が安く済むということです。大学卒業までを考えている人にとって高専(5年)+大学(2年)または高専(5年)+専攻科(2年)というコースはかなりコスパがいいです。高校(3年)+大学(4年)という多くの人が辿るコースと比較すると、50万円ほど学費が安く済むというメリットがあります。

メリット2つ目 専門知識が身につく

 メリット2つ目は、専門知識が身につくということです。高専では、1年生から専門の授業が入ってくるため、公立高校に通う同じ年齢の生徒が学校で習わないようなことを学ぶことができます。近年需要が高まってきているプログラミングを習う学科も多くあります。

メリット3つ目 国立大学に簡単に編入できる

 メリット3つ目は、国立大学に簡単に編入できるということです。高専卒業後には大学3年に編入する人は多くいるのですが、普通高校から大学受験をし、進学する人たちと比べるとかなり楽に進学することができます。普通、国立大学に入学するにはセンター試験を受けなければいけないのですが、高専から国立大学に編入する場合英語、数学、専門教科の3教科を勉強するだけで国立大学に進学することができるからです。ちなみに私は学校からの推薦をもらい地方国立大学を受験することになったので勉強時間はかなり少なかったです(笑)

メリット4つ目 大企業に就職できる

 メリット4つ目は、大企業に就職できることです。専門の知識を持っており若い人材を獲得したい会社は多く、就職率すごく高いです。また、学校からの推薦を受け大企業に就職できるというのは高専の大きなメリットといえるでしょう。私の同期でもパナソニックといった大手メーカーに就職した人がいました。

続いて高専に入学することのデメリットについて説明します。

デメリット

・ほとんどが男子

・5年間環境が変わらない

・留年率が高い

デメリット1つ目 ほとんどが男子

 デメリット1つ目は、学生のほとんどが男子であることです。工学系の学科がほとんどであるため、男女比は7:3~9:1といった感じで圧倒的に男子の比率が多いです。ですので、恋愛をする機会というのは減ってしまいます。青春することができないというのは人によっては大きなデメリットとなってしまうかもしれません。

デメリット2つ目 5年間環境が変わらない

 デメリットの2つ目は5年間環境が変わらないことです。私の通っていた学科は1学科40人程度でクラス替えは存在しません(笑)5年間同じ友達と暮らしていくことになるので交友関係を広げたいと考えている人には退屈に感じてしまうかもしれません。また、自分の所属する学科の勉強に興味を持てなかった場合も勉強が苦痛に感じてしまい満足のいく学校生活が送れなくなってしまう可能性があるので注意が必要です。

デメリット3つ目 留年率が高い

 デメリット3つ目が留年率が高いことです。高専では100点中60点未満を赤点として設定している学校がほとんどで成績60点未満の点数を多くとってしまうと留年してしまう可能性があります。ただ、この点についてはそれほど心配することなく、普通に提出物を提出し、テスト前に最低限の勉強をしていれば大丈夫です。

 以上が、私の考える高専のメリット、デメリットになります。進路選択に迷っている中学生などの参考になれば幸いです。

 記事が参考になったという方は、いいねを押していただけると私のモチベーションにつながるのでポチッとよろしくお願いいたします!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?