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結局、集中力が9割 脳のプロが教える 誰でも集中力が最大化する方法

結局、集中力が9割 脳のプロが教える 誰でも集中力が最大化する方法

今回は加藤敏典さんが書かれた『結局、集中力が9割 脳のプロが教える 誰でも集中力が最大化する方法』という本を解説します。今回の目次は次の通りです。

  1. 集中力は8種類ある

  2. 最強の集中力の作り方

  3. 脳が勝手に集中する仕組みを作る

という順番で解説していきます。

次のようなことに心当たりはありませんか?

  • 難しい本を読むとすぐ眠くなる

  • 2時間も勉強を続けるのが辛い

  • 上司に頼まれた仕事ほど手につかない

一方で、こんな経験もあるかもしれません。

  • ゲームに熱中していたらあっという間に2時間が過ぎていた

  • 夏休みの最終日に一気に宿題を片付けた

  • 好きなミュージシャンの曲なら何時間でも聞いていられる

このように、自分には集中力がないと思っている人も、集中できる瞬間はあったはずです。集中力のない人なんていません。誰でも集中力を持っています。

実は、集中力は気合いや根性でどうにかなるものではなく、生まれつきの才能や特別な力が体のどこかにあるわけでもありません。集中力は私たちの脳が生み出しています。つまり、集中力を身につけたいなら、脳の仕組みを理解し、それを正しく使うことが一番早く確実な方法です。

本書は、脳の仕組みを理解し集中力を上げるための方法を教えてくれる本です。約40年間、脳と向き合い続けた著者の結論を知ることができるので、おすすめの本です。

というわけで、次に進みましょう。

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集中力は8種類ある


この章では、3つのポイント「集中力を鍛える第一歩」「脳の役割ごとに8つに分けられる」「片付けが上手な人と勉強ができる人の共通点」というポイントを解説していきます。

まず1つ目のポイント、集中力を鍛える第一歩。集中力とは何かを考えたことはありますか? 国語辞典では、集中力は「ある物事に気持ちや注意を集中させる力」とされています。しかし、著者はこれを「脳が生み出す力」と考えています。具体的には、集中力とは自分の脳を最高の状態にして、その結果として1つのことにしっかり集中できる力です。脳の細胞がうまく連携して働くと自然と高いパフォーマンスが得られます。これが集中力が高い状態です。

次に、2つ目のポイント「脳は役割ごとに8つに分けられる」についてです。脳には1000億個以上の神経細胞があり、それぞれが情報を伝えたり処理したりしています。これを著者は「脳番地」と呼んでいます。脳には右脳と左脳にそれぞれ60個ずつ、合計120の脳番地があり、それを大きく8つのグループに分けることができます。これらのグループを連携させることで、集中力が向上します。

3つ目のポイント「片付けが上手な人と勉強ができる人の共通点」。8つの集中力を強化するのに特におすすめの方法は片付けです。片付けをすることで、複数の集中力を同時に鍛えることができます。

2. 最強の集中力の作り方

この章では、2つのポイント「集中できる場面を増やす」「脳番地同士の連携プレイ」というポイントを解説します。

まず1つ目のポイント「集中できる場面を増やす」。集中力をもっと高めたいと思うことがあると思います。例えば、読書の時や先生の話を聞く時、どちらもばっちり集中できたらいいと感じるかもしれません。しかし、実際には読書には集中できても、先生の話に集中できなかったりします。これは、脳の中で集中力を使う「脳番地」の成長がアンバランスになっているからです。つまり、読書の時にはある脳番地がよく働くけど、先生の話を聞く時には別の脳番地が必要、というように得意と不得意があるということです。

この問題を解決するには、脳のすべての脳番地をバランスよく成長させることが必要です。これをサッカーに例えてみましょう。サッカーでは選手がそれぞれ異なる役割を持ち、全員が自分の役割を果たしながら連携してチームが勝利を目指します。脳も同じで、8つの脳番地がそれぞれの役割を持ち、連携しながら働いています。全ての脳番地がバランスよく成長していれば、どんな時でも集中しやすくなります。

次に2つ目のポイント「脳番地同士の連携プレイ」。脳番地は単独で働くわけではなく、サッカーのチームプレイのように、連携して働くことで一つの目標を達成します。たとえば、ある行動をする時には、特定の脳番地だけでなく、複数の脳番地が一緒に働いています。連携とは、目標を達成するために、皆で協力して働くということです。会社で例えるなら、新商品を開発するために、企画部がアイデアを出し、開発部がそれを形にし、製造部が作り、広報部が宣伝し、営業部が販売するといった感じです。

脳でも同じように、8つの脳番地が協力して目標や目的を達成するために力を合わせています。

次に進みましょう。

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脳が勝手に集中する仕組みを作る

この章では、3つのポイント「なかなかスタートできない理由」「締め切りを決める」「集中スイッチが自然とオンになる考え方」について解説します。

まず1つ目のポイント「なかなかスタートできない理由」。集中力を高めるために重要なのは、自分の脳にオンとオフの指示を出すことです。これは難しいことではありません。要は、自分に対して「今からこれを始める」「この時間になったら終わりにする」と言い聞かせるだけです。脳は始まりと終わりのタイミングがはっきりすると、より集中しやすくなります。ここで重要なのは、2つのポイントです。1つは目的を明確にすること、もう1つは時間を決めることです。

例えば、「これから30分間宿題をする」というように、目的が明確だと脳はどの脳番地を使えば良いのかがわかり、集中しやすくなります。また、時間を決めることで、オンとオフの切り替えがスムーズになり、集中力が持続しやすくなります。

2つ目のポイント「締め切りを決める」。集中して短時間でやるべきことを終わらせるためには、量で区切るよりも時間で区切る方が集中力が上がります。例えば、「今日は参考書を10ページ読む」よりも「30分間参考書を読む」と決める方が集中して取り組みやすいです。時間を区切ってその枠内でしっかり終わらせることが大切です。

3つ目のポイント「集中スイッチが自然とオンになる考え方」。脳には得意なことや楽しいことには自然と集中しやすい特性があります。逆に、苦手なことや嫌いなことには集中力が欠けやすいです。やりたくないことをやりたいことに変えるためには、自分の気持ちを変える工夫が必要です。まず、やる以上は何かを学ぼうと考えることが有効です。また、誰かの役に立つと考えることもやる気を引き出す強力な方法です。脳には「アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)」という特性がありますが、それをポジティブに解釈することで、やりたくないことにも前向きに取り組めるようになります。

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まとめ

というわけで、今回のブログでは次の3つのポイントを解説しました。

  1. 集中力は8種類ある

  2. 最強の集中力の作り方

  3. 脳が勝手に集中する仕組みを作る

今回紹介した本『結局、集中力が9割 脳のプロが教える 誰でも集中力が最大化する方法』については、まだまだ紹介できていない部分が多いです。おすすめの本ですので、ぜひ読んでみてください。いつも通り、リンクは下の概要欄に貼っています。

というわけで、今回の知識が少しでもあなたの人生の役に立てば幸いです。

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