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王家の宝石じゃないけど | 3月の誕生石 - ダイアナ元妃のアクアマリン

概要⠀

ダイアナ妃の友人から贈られた大きなアクアマリンの周りをソリティアダイヤモンドで囲み、純金のリングにセットした指輪です。

名称⠀

Princess Diana’s Aquamarine Ring

起源

チャールズ皇太子(当時)と離婚した後、薬指につけていたエンゲージリングの代わりに作った

宝飾メーカー⠀

アスプレイ

歴史

①ダイアナ元妃

ご存知、イギリス・チャールズ国王の元妻。

1981年イギリス王室に嫁ぎプリンセス・オブ・ウェールズとなるものの、1996年に離婚。

翌1997年に交通事故で帰らぬ人となりました。
今年で没後25年な事に驚きです。

事故現場。Erik1980 • CC-BY-SA-3.0

冒頭でも述べた通り、チャールズ皇太子(当時)との離婚後、それまで着けていた結婚指輪の代わりに新しく作られました。

自身が大好きなブルーのアクアマリンが使われたリングを身につけて、新しい人生を前向きに歩いて行こうと思ったのかもしれません。

しかし彼女がこの指輪を身につけたのはたったの2回でした。

初めは1996年10月、シドニーで開催されたビクターチャン心臓研究所の資金調達ディナーにて。


2度目は、1997年 ダイアナ元妃のドレスのオークションに先立つパーティーにて。

その数週間後、交通事故により命を落としました。


②メーガン元妃

Londisland - YouTube • CC BY 3.0
Wikimedia Commons

ダイアナ妃の死後、彼女の宝石は2人の息子の間で分配されます。

アクアマリンの指輪を引き継いだのは、次男のヘンリー(元)王子。

彼は2018年にアメリカの女優メーガン・マークルと結婚し、アクアマリンの指輪は彼らの結婚式で再び日の目を見る事となりました。

その後は海外公務で着用されたりしたものの、夫妻は2020年初めに英国王室からの離脱を発表。

王室を出たら、さすがにダイアナの遺品を大っぴらに着けたりはしないのかな?と思いきや…

着けてました

写真はこちら↓

「TIME 100」のバーチャルイベント参加に先駆けて公開されたポートレートとの事です。

見えづらいので解説すると

左手に光るのは婚約指輪。

ダイアナ元妃の形見であるダイヤモンド含む3石のダイヤを使い、英国王室御用達のジュエラー・クリーヴアンドカンパニーによって作られたそう。

そして、右手の小指に光るのが例のアクアマリンのリング。

ついでに、左手首に身につけているのは、ダイアナ元妃が愛用していたカルティエのタンクフランセーズ、そして同じくカルティエのラブブレスです。

勝手に今後を占ってみた

さてこの指輪の今後はどうなるのでしょうか。

①オークションで売られる

持ち主が貴賤結婚して一般人になったジュエリーの末路によく見られるパターンですね。

ちなみにジュエリーとしての価格は7万5千ポンドから8千ポンド(約1100〜1200万円)と言われていますが、ダイアナ元妃のものという事で付加される価値も凄そうです。

②ヘンリー、メーガン夫妻の娘リリベットに贈られる

個人的には、こちらに1票。

先にご紹介したポートレートのように、今後散々ダイアナの影をチラつかせるのに利用された後、「ダイアナの血を引く娘リリベット」をアピールするのに使われる気がしています。


ちなみにレプリカならこのお値段で買えるそうですよ!


《追記》
2022年12月、メーガンさんが再びこちらのリングを着けている姿がキャッチされたそうです。

詳細が書かれたブログ記事を貼っておきます↓


おわりに

今回はジュエリーが見えづらい写真ばかりだったので、最後に色々なアクアマリンを身につけたダイアナ妃の写真を貼ろうと思います。

↓アクアマリンのイヤリング↓

↓5連パールと合わせたブレスレット↓


本日もご覧下さり、ありがとうございました。

参考⠀

トップ画像: 
Ronald Werner • CC BY-SA 4.0
Wikimedia Commons

The Royal Watcher
Princess Diana’s Aquamarine Ring

25ans

#歴史
#ジュエリー
#誕生石
#イギリス王室
#宝石
#アクアマリン
#ダイアナ妃

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