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35日目 蛍光灯の交換を素人がしてはいけない時代

作業場の電気は蛍光灯だ。
家の電気に使われてる輪っかのやつではなく、お店などにある真っすぐの蛍光灯。
めったに切れるわけではないので買うたびに悩むので備忘録としてここに書いておく。


工事不要 40W形 LED蛍光灯 1198mm グロー式 インバーター式 ラピッド式全部対応 消費電力:20w FL40/FLR40/FHF32 直管形蛍光灯 40W 照明器具 オフィス 学校 事務所 二年保証 (昼白色5000k)

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まるで呪文のように言葉がならんでいる。
1つ1つ見て行こう

直管蛍光灯

まずはわかるところとから消していく。
直感で直管はわかる。
まっすぐってことだ。

家についているのは丸型蛍光灯だ。
わかりやすい。

ほかにも電球型蛍光灯もあるらしいが見たこと無い。

他の言葉もみてみる。
「照明器具 オフィス 学校 事務所 二年保証」
このへんは蛍光灯の説明じゃないので、消す。

グロー式 インバーター式 ラピッド式全部対応

グロー式は昔あったもので、最近はあまり見かけないそうだ。
蛍光灯とは別にグロースタータという点灯管が別についているタイプだ。
点灯管のことをグロー球と呼んだりする。

そういえば20年前100円ショップで働いていた時があったのだが、グロー球はめっちゃ売れていた。
家庭用の丸い蛍光灯でもそのタイプがあるからだ。
今も売っているのだろうか?

逆に最新なのがインバータ式だ。
調光などの機能がついている場合もあり、明るさの微調整ができるらしい。
明るさの微調整が必要な場面ってなんだろ?
ラブホテル以外での使い道が思いつかない。
使ってる人がいたら教えて欲しい。

うちの蛍光灯を調べたら「ラピッドスタート形」と書かれていた。
ラビッドってなんだろ?と思い検索したらホラー映画が出てきた。

ラビッドじゃねぇ、ラピッドだ。
ウサギはラビットだ。
だんだんイライラしてきた。

ラピッドね。
ちゃんと確認して検索してみた。
北海道銀行のカードローン・キャッシング「ラピッド」

絶対に違う。
なんで蛍光灯からお金を借りないといけないんだ。

その下にも、ボールペン、化粧品、医療器具が並ぶ。
なんだよラピッド。
わかりにくいんだよ。

「ラピッド 意味」で検索する。
英語rapidだった。

知ってる言葉やん。初歩の英単語だ。
「急速な,急激な,迅速な;短期間での」

つまりグロー式より早く点灯するよって意味だった。
わかりすいやんラピッド。


FL40/FLR40/FHF32

なぞの記号。
FL :グロースタータ式
FLR:ラピッドスタート式
FHF:インバーター式
という型番になっているらしい。

うしろについている数字は蛍光灯の長さをあらわしている。

ちょっと待って長さならみんな同じじゃないとおかしくね?
なんでインバータ式は32なのよ。

蛍光灯のサイズはワット数・点灯方式によりサイズが決まっています。

意味がまったくわからないが、FL40/FLR40/FHF32はすべて長さ1,198mmらしい。
なんなん?
また理科か!!理系か!!
なんか「当然でしょ」とか言われるやつなのか?
なんか釈然としない。
わかりやすくしてくれ、そもそもFL1198でいいやん。
なんで数字を数字で置き換えるのよ。

40W形 40W 消費電力20W

ワット(W)とは、消費電力(エネルギー)を表す単位。
W数を増やせば明るくなるが、蛍光灯はサイズ=W数となっているため変更はできないみたいだ。

つまり40W形と書かれているのはサイズ
次の40W明るさ
最後の20W消費電力なのだ。

わかりにくくね?
だから覚えられないんだよ。

工事不要 LED蛍光灯

蛍光灯を調べてるなかで、「蛍光灯は製造中止」という言葉を何度か目にした。

2023年10月末にスイスのジュネーブで開催された水俣条約の第5回締約国会議で、直管蛍光灯の製造と輸出入を2027年末までに禁止することが決定。

せっかく覚えて書き留めてきたのに、次に交換する3年後には蛍光灯がなくなっているらしい。

ここまで書いた苦労はどうすんのよ。
読んでくれている読者もがっかりだよ。

じゃあLEDに交換しようと思ったら、そう単純でもなかった。

直管蛍光灯器具は、学校やオフィスなどでよく使われています。直管蛍光灯器具には、3つのタイプがあり、種類ごとに工事が必要なものと不要なものがあります。
工事が不要なタイプは、直流電源内蔵の既設安定器接続形の直管蛍光灯です。このタイプは元々使用している安定器にLEDを取り付けることができます。ただし、仕様はお使いのメーカーによって異なるため、ご確認・ご相談の上で取り付けるのがおすすめです。

アイリスオーヤマ

はい。何言ってるかわからんやつキタ。
直流電源内蔵の既設安定器接続形の直管蛍光灯。

難しいことばを並べて、諦めさせる気だな。
かといってよくわからずに適当にやって火事になる事例もあった。

電気工事士のYouTubeを見たら
グロー式は工事不要だが、
ラピッド式とインバータ式は工事が必要と言っていた。
工事をしてまではいらんなー。
3年後までここを使っているとは限らないし。

自分でやろうかと思ったが、電気工事士の資格が必要らしい。
YouTuberはこことここの回路を切る作業がいるとか説明していたが、無資格の人は作業してはだめだし、資格があれば簡単にできることだ。
誰のための動画なんだろうか。

仕方がないので従来の蛍光灯を買えばいいかと思いながら探していると

ラピッドスタート型の蛍光灯は、LED灯に交換する場合、安定機をバイパスする直結工事が必要とされていましたが、本品は、工事不要でそのまま蛍光灯を交換するだけで使用することができました。

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なんだかよさげな商品を見つけた。

名前と顔を出して、資格を持っている怪しいYouTuberよりも
だれともわからない口コミのほうが信じられるので
これを買ってみることにした。

もしこのnoteの連載が途絶えたとしたら、読者の方はLEDの交換で火事になったというニュース記事がどこかにでていないか検索して欲しい。


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