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これがすべてじゃないから。

タイトルは、中学3年生の頃の自分にかけてあげたい言葉です。
ちょうど22年前、高校入試を控えていました。
かなりピリピリしていたから、聞く耳を持たないと思うけど。

ヘッダーのイラストのように、
一生懸命勉強していた人全員の思いが実を結べばいいと、私はいつも願っています。
でもそうもいかないのが現実で。
あの頃は、悲しい結果になるのがとっても怖かった。
半年以上、ずっと志望していた高校で、吹奏楽を続けたかったんです。
きっかけが、吹奏楽専門雑誌に載っていた記事を読んだからで、余計に。

数学と理科が大の苦手だったので、1年間、家庭教師をつけました(今思えば、とっても恵まれていた環境だった)。
でも、どのくらい頑張っていたんだろう?
肝心なことを忘れてしまいました。
受験の時じゃなくて、学校の中間か期末テストの前に、めっちゃ早起きして勉強したのはうっすら覚えています。

すべり止めの私立高校は受かっていたのですが、そこでの学校生活のことは全く考えていませんでした。
志望校一直線!という思いが強かった。
周りのクラスメートもそんな感じだったしなぁ。
あの頃の私に、一言。
思い込み過ぎると、その分ダメだった時のダメージがでかくなるよ、と。

だらだらと長くなりそうなので、結果を。
無事に、合格しました。
入試終了から結果発表までの約1週間は、はっきり言って、生きた心地がしませんでした。
前日は卒業式だったし(今は結果発表まで10日ぐらいかかるそうです。長い…)。
式をしても、「卒業」した気持ちにはなれず。

22年前を振り返って思ったことは、
「目指していたことが人生のすべてだと信じていたんだな」
と、
「そう信じていた自分は若かったんだな」
の、ふたつ。
今は、昔よりも視野が広くなって、昔よりもシンプルに物事を考えることも少なくなりました。

だから、22年前の私と、4月からの新生活、どんな環境で過ごすのか不安な人たちに伝えたい。
これがすべてじゃないから。
あなたがやってきたことは、きっと未来で花を咲かせるから。
今あなたが感じている、
期待と不安、喜びや悲しみを、ずっと大切にして欲しい、と。






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