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一輪の花

私が見た世界と貴方の見た世界が


たとえ違えど


揺るぎない愛ならば越えられる


素直な心で見つめれば


明日の未来に咲く花を


咲かせてみよう



今日という1日を



限りない喜びで満たしていけば



ほら そこにある一輪の蕾が


こんなにも たおやかに


見つめているではないか




一瞬のひらめきに


一瞬の理が隠され 



遮ることができない 



ありったけの気持ちを叫び 




狂わす未来を捨ててしまおう



今にわかる


今だからこそ言える


新しい未来を


新しい欲望と願望に



言及された世の中に



あまたの想いを


漆黒のぞんざいありき日々に


粉々に砕かれ



さらさらした砂の大地に


埋めてしまおう



そこから揺るぎない愛と


せめぎ合う優しさを


五感に埋め込み




退化した教本 手に取り



上辺だけじゃない



薄っぺらい原野の窮屈な見た目に



戸惑うなかれ




味気ない喜びに




うつろうなかれ



今まさに時が来た



夜明け前の列車に


激昂の異人が乗り急いでも


中立である立場が


めっきり影を潜め


言論の自由だとか


表彰の数を見せ拾う


価値の押しつけ合が


光る軋轢から


おびき寄せられた


原画の色に



戸惑う気持ちを隠しきれない



虚無から一筋の光を求め


私達の澄み渡る純粋な

欠片を 集めてみたら


美しさに 透度が増す



未明の午後にされゆく

いつかの話を

気遣いながら



去り行く貴方に



幸あれ

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