[13日目]幸せの連鎖¥330の感動
2020.8.14
九州1周チャリ旅[[[13日目]]]🚴♂️💨
阿久根駅→鹿児島県南さつま市(約85km)
夜中に蚊と戦った。
4時頃、新聞配達的なおっちゃんが走ってきて
僕の寝ている隣のベンチに何か置いた。
しばらくして、また違うおっちゃんが
それを取りに来た。闇の取引か?
静かにしてくれ。笑
起きてパンク修理をした。初めてだった。
とはいえ、どこに穴が空いているのか確かめて、
チューブを交換するだけ。
チューブを替え、空気をいれるが
手動ポンプでは満足に入らない。
進めるようにはなったが、
長く走るとまたパンクするであろう。
自転車屋を検索してみるが近くにはない。
とりあえず、ゆっくり出発した。
少し走ったところで奇跡的にも¥100で
コンプレッサーの空気入れがあった。
本当運がいい。
鹿児島県の海は本当に綺麗だ。
昨日泊まる予定だった道の駅までの
道のりがすごく綺麗で、もしパンクしてなかったら
夜にここを通っていたからこの景色が見れなかったと思うと、パンクしてよかったと思った。
それくらい綺麗だった。
昨日の昼から何も食べていない。腹ぺこだ。
道の駅阿久根に着いた。
着いたときに、トラックの運転手のお兄さんと
目があった。手招きをされた。
疑問に思いながら歩いていくと、
ソフトクリームたべる?と奢ってくれた。
この旅中、初めて知らない人に優しくされた。
人生で1番美味しいソフトクリームだと感じた。
それよりも、感動して本当に泣きそうになった。
たった330円、ただのソフトクリーム、
それでも気持ち次第では
こんなに感動できるものなんや。と思った。
お金の価値とは難しいものだ。
そこからしばらく漕いだ。
旅に出てから毎日、物凄い暑さだった。
少し頭が痛くなってきたから長めに休憩しようと
日陰を探す。
しばらくしてやっと日陰を見つけ、
この横の陰に座って休んでいた。
するとこのお店?から出てきたおばちゃんが、
はい!と白熊アイスをくれた。
また人に優しくされて感動していると、
また違うおばちゃんが、はい!と
パンと野菜ジュースをくれた。それを見ていた
おばちゃんが、私もなんか!とパンをくれた。
なんかその状況が少しおもしろくなってきて
「俺はお地蔵さんか!」と心の中で
幸せなツッコミを入れながらも、
優しさに感動して目が熱くなる。
なんでこんなに優しいんやろなぁ。
「幸せが連鎖した」
元気がもらえた。
しばらく走り、
吹上浜海浜キャンプ場に泊まることにした。
近くのスーパーでそうめんと胡瓜とビールを買う。
やはり夏は冷たい麺がうまい。
冷たいきゅうりがうまい。
他のキャンパーの焚火を遠くに見ながら、
大の字になって綺麗な星空を見ながら、
すきな音楽を聴き、今日1日を振り返る。
「あぁ、良い1日だった」。
明日も良い1日になりますように。
「パンクしたのはこの景色を見る為、
道の駅であの人に会う為やったんや!!!
優しさはパワー!!」(旅ノートより)
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