不登校⑤〜長男編

前回の続き…

夏休みは部活で外に出る機会も多かったせいか日焼けして健康的な感じでした。夏休みも友達と遊びに行ったりしていたせいか、夏休みはあっという間に過ぎていきました。

9月、夏休みも終わり、登校する日。長男は起きてきませんでした。不登校の始まりでした。担任もまめに来てくれていましたが。

なぜか修学旅行には行きました。不思議と…。友達と同じグループだったのもあると思います。先生も予定をわざわざ伝えに来てくれたことで不安が減ったのもあるのかなと思います。

そして、2年生は終わりました。4月、明日から新学期が始まる前夜に2年生の時の先生から電話がありました。「また担任になることになりました。よろしくお願いします。」息子はどう思ったかわかりませんが、友達とも引き続き同じクラスだったのもあり、長男は始業式の朝から登校することができました。でも夏休みが来るまでは毎日が緊張だったことに変わりありませんでした。そして夏休みも終わり、9月に入っても登校の日々は続いていました。「これで安心だなと。」心に安心感が芽生えてきたころ…11月の初めての文化祭が終わり、高校受験も控えている最中、突然の不登校が始まったのでした。

私はちょうど第5子の出産を終え、育児休暇中で家に居るときでした。長女の大学進学も控えていたり、幼子達の世話で長男の心に気づいてあげれなかったのだろうと思います。受験までは2か月を切っていました。どこの高校を受験するのかさえ検討もつかず、担任は山のように高校のパンフレットを持参して会いに来てくれました。「定員割れの学校でも高校に行くことはまた道が開けるから」と。長男は全くパンフレットに目を通しませんでした。私でさえ、もう全日制は無理かも…と半ば諦めて、通信制のサポート校への道を考えていました。でも調べれば調べるほど、知人に相談してもなかなかいい話は聞けませんでした。

私は、キッズケアセンターの先生に相談しました。すると先生はある私立の高校を紹介してくれました。「彼のように不登校だった子達が多く通って、先生がたのサポートも手厚いです。私が担当した子もそこで休まず行けている子達がいます。サポート校はいつでもいけます。でもきっと本当はみんなと同じように高校に通いたいと思っているかもしれません。お母さんたちがあきらめる前にチャンスをあたえてあげてください。」その言葉にハッと我に返る気持ちになったのを覚えています。









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