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メタバースは世界の何を良くするのか

こんにちは、二村祐介(ふってぃー)です!

カウチポテトクラブ」という、夜しか行けないメタバースカジノを作ってる者です。毎晩21時から1時間限定オープンしてるので、5秒だけでも応援しに来てください!ウォー!!

メタバースは世界の何を良くするのか


自分の頭の整理のために、

「そもそもメタバースが世界の何を良くするのか」
「どういう良い影響が世界にあるのか」


ということを今日は書きたいと思います。

突然のAIムーブメントによってメタバース事業者は半減した気がしますが、「メタバース」を謳うプロダクトはそれでも多いと思います。

メタバースはバズワード化した一方で、「結局メタバースにどういった価値があるのか」という読み物だったりが少なく感じたので、自分が考えたことを微力ながら残します。

前回のオンラインフィットネスの事業からメタバースに方向転換してから、これについて考える時間を多く使ってきた気がします。(参考↓)

メタバースはNFTだったりVRデバイスなど複数宗派(のようなもの)があって、人によって定義や強調したいポイントが異なるので、今回は↓

「メタバース=インターネット上の3次元仮想空間」

と勝手に僕なりに定義して進めていきたいと思います。

※バレていると思いますが、二村の頭は基本的にとても悪いです。
「バカが必死にアウトプットしている」という観点でお眺めください。

メタバースの価値:コミュニケーションをなめらかにすること


僕の結論としては、

「ぶつ切りだったり違和感のあるオンライン上でのコミュニケーションを、現実世界と同じくらいなめらかにすること」(は?)

これがメタバースの価値だと思います。

言語化力皆無で本当にすみません。詳細を説明します。(この章終わるの早)

情報量が多い方向に進みまくる人類


前提として、人間が行うオンライン上でのコミュニケーションは、「情報量が多い」方向に歩み続けていると思います。

テキスト→画像→動画→仮想空間

といったイメージです。

学校のクラスで初めてLINEしたときの感動が懐かしい

ちなみに僕は

LINEを使い始めたのが多分小学校6年生(2011)
Instagramを使い始めたのが高校生(2014-2016)
ZOOMを使い始めたのが大学4年生

という感じでした。

現在24歳の僕はすでに時代の最先端ではなく、いつの時代もキッズ/ティーンが「何して遊んでいるか」が最先端です。

今のキッズ/ティーンは、FortniteやRobloxをやりまくりながらボイチャで会話しまくり。スキンも買いまくりです。

もちろん今でもFacebookやLINE、Instagramなどテキスト・画像のアプリも使いますが、情報量の多い方向にコミュニケーションの選択肢が増え続けているイメージです。

ここまでは「そりゃそうだ」と感じる方も多いと思います。

ZOOMよりアバターが快適


情報量が多い方向に進み続けるという一方向の話だけでなく、さらにコミュニケーションの「快適さ↔︎ストレス」という観点をy軸に足してみたいと思います。

ZOOMって疲れるよね

(一旦FacebookやInstagramなどのテキスト・画像のアプリは無視)

コロナが流行り始めた2020年から、爆発的にZOOMが使われ始めました。

今でも仕事上での面談などのビジネスのユースケースでは使いやすいのですが、今でもZOOM飲みをしてる人はいますか?

飲み会のようなプライベートなユースケースでは、ZOOMはマッチしなかったことがわかります。

理由としてはたくさんあると思いますが、

・長時間自分の顔を見続けるのが辛い
・ただでさえリアルタイムって疲れるのに常に顔出しはさらに死
・自分の音声が長時間他人に繋がっているのが嫌


あたりが僕の主観的な理由です。

現実世界で1on1で話す際は、自分が発した全ての音や見た目が100%相手に伝わることはない(感じがする)ですが、ZOOMではそれが全てマイクとカメラ越しに見られている(可能性がある)のでプレッシャーがかかります。

その一方で、Fortnite・Robloxのような仮想空間でアバターを通じて友達と遊ぶ分には、何時間もボイチャで繋がってても楽しいです。

仮想空間では、自分の顔を相手に晒さない代わりに自分の分身となるアバターに動いてもらうことになります。

アバターだと、特に話す内容がなくても友達に近づいてちょっかいをかけたり、めんどくさくなったらアバターで物理的に距離を置けば良くなります。

テキストやボイスなどでわざわざ言語化せずとも、「アバターを通じて非言語的に、かつ簡単に気持ちを表現できること」に大きな価値があると思います。

アバターがコミュニケーションをなめらかにする

アバターでのコミュニケーションを語る際は、毎度おなじみ「Gather」が最適です。
「Gather」はアバターを介したバーチャルオフィスツールです。
オフィスツールという無機質的なものに温もりを与える、メタバースやアバターの良さを語るにはもってこいの素晴らしい例だと思います。

ミーティング中の機能は基本的にはZOOMミーティングやDiscordのボイチャとあまり変わらないです。

ただ、人と話していないときの「アバターの状態」が、コミュニケーションをなめらかにするものとなります。

例えば、上記の画像(2枚目)は「FOCUS」と書いてあるPCルームにいる僕ですが、ここに入ると他ユーザーが僕の近くに話しかけにきても僕には聞こえない仕様になっています。
わざわざ僕がアバターでPCルームに入るアクションをとると、他の人は「ふってぃーは集中して作業か」「外部の人とミーティング中かも」のような感じで予測するわけです。

この仕様によって、その人に話しかけたりメンションを飛ばすタイミングを気遣ったり、1人になりたいときはアバターで動けば良いだけなので、言語化しづらい自分の気分を表明できたり、人の気分を汲み取ることができます。

これがSlackでは、相手がどういう状況や気分かわからないまま話かけに行くことになってしまいます。

ZOOMのように顔出しをすることがない一方で、既存の非同期型アプリでは伝わりづらかった(ぶつ切りになってしまっていた)部分を満たしてあげているものだと考えられます。これがあると今までのコミュニケーションが、よりなめらかになります。

この章は、Bondeeが廃れた理由を書いたnoteと内容が被る部分があると思います。読んでみてください↓ (noteの奴隷)

なめらかになったら何が良いのか

じゃあ、メタバースによるなめらかなコミュニケーションがデフォルトになったとき、世界にとって何が良いんでしょうか。

それは、現実世界で一緒に話したり、一緒に何かを体験する際に感じることができる幸福に限りなく近いものを、どこからでもオンライン上で感じることができるようになることです。

メタバースが現実の全てを超えるものになるとは、僕は全く思いません。
友達や恋人、家族と現実世界で一緒に過ごすことに勝る幸福な体験は、オンライン上で作ることは難しいと思います。
ですが、それに限りなく近いものをオンライン上で作ることができれば、場所を問わずそれを体験できるということになります。

メタバースのそれは、今までの電話やチャットアプリよりも、ストレスの少ない状態のまま長い時間使うことができる持続可能な体験になると考えます。

現実世界で会うのは最高だし、カジュアルな短い話だったらLINEが便利だし、仲の良い友達の顔を見たいときはビデオ電話が良いです。

その中で、友達や会社などでガッツリ長い時間を一緒にオンライン上で過ごす際は、テキストやビデオ通話よりも、アバターを用いたメタバース空間の方が用途として良いかもしれません。

メタバースは次世代インターネットであることに間違いありませんが、他のツールを代替して征服するようなものではなく、人々のオンライン上のコミュニケーションの足りない部分を補完し、よりなめらかなものにすると考えます。

ぱっと見では少し無駄に見えるけど、本当はとても実用的かつ温かい価値を持っているメタバースという領域が僕は好きです。この産業を少しでも盛り上げるために僕は頑張ります。

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