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自分は寿司職人にはなれないとおもったわけ

お久しぶりです。あきとです(@sorakumokas)雨にも負けず、風にも負けず、ヘルニアにも負けず毎日、片道15キロチャリを漕いで寿司学校に通っています。

なぜ自転車で通ってるかっていうと純粋に満員電車が無理っていう理由と夏時期の満員電車はにおいがやばすぎるからです。朝の通勤ラッシュなんてワキガ+加齢臭を嗅ぐためにのっているようなものです。

毎日満員電車に乗れるってそれだけでだいぶメンタルが強い方だとおもいます。

そんな話はどうでもいいのですが、ちょうど8月半ばで1ヶ月半、寿司と向き合う生活をしていました。

そこで寿司学校に通っている人、実際に現場で働いている職人さん、寿司学校の先生などいろいろ話を聞いていると僕が寿司職人にはなれないと感じたわけを書き記しておきます。

長時間労働すぎる

飲食業界で働いていた人は長時間労働が当たり前で朝の仕入れから始まり仕込み、接客、握る、片付けなど朝から晩まで働いていると。
普通に高級店とかで働こうと思ったら住み込みで8時〜24時とか拘束される店もいまだに多いようです。
海外とかだと最初の2〜3年1日中そうじだけをやらされるお店とかもいまだにあるみたいです。

自分はのめり込みやすい性格なのでそんな生活してたら多分、他のことを一切考える余裕がなくなり寿司一本に生きる人生になると思います。

寿司は好きだけど寿司以外に好きなことがたくさんある

寿司業界で働いている人に聞くと「好きじゃないとこの仕事は続かないよ〜」といいますがホントにそうだなと。見習いなら拘束時間も長い、休み少ない、給料やすいというトリプルパンチです。

純粋に本気で好きじゃないと続けられる仕事ではないなと思いました。

僕も料理が好きで、寿司が好きで寿司を学ぼうと思いましたが一日の中でそんな長い時間、同じことで好きなことをしようとは思えなかったです。寿司は好きですが別に好きなことは寿司だけが好きなわけじゃないですし、寿司を握るのも楽しいですが色んな場所のお寿司屋さんでお寿司を食べることもしたいです、お寿司に限らず色んな国の料理も食べたいです。

独立するために職人修行をするのはどうなのか?わからない

実際に店舗で働いている職人さんの話を聞くと今は店舗で働いて将来独立するためのスキルをつけるとか、自分で店を作るための投資家さんを見つけるために働いているとか「独立するために店をやる」というのを聞きますがでも、飲食店をやりたいっていうのにマーケティングの能力がなかったり、営業する力がなかったりなどそういう人が今、寿司屋をやるってなっても長くは続かないと思います。(もちろん人柄がすばらしかったり技術が素晴らしかったり、サポーターがいたり、経営能力が高ければ別だとは思いますが)

実際に飲食店で開店した約35%がオープンして1年未満に閉店しているというデータもあります。

独立された成功例として、寿司学校の先生とかは1人でお店を仕入れから仕込み、接客、片付け、経理、営業を全部1人でやってミシュランの2つ星をとった先生がいるのですが話を聞いているとほんとにその数年間は朝から晩まで寿司に捧げていたらしいです。ちなみに僕はミシュランというのがどれだけすごいものかわかっていませんがすごいらしいです。

確かにその先生みたいに寿司にコミットして独立してそのお店でミシュランを取った!みたいな箔がつけば寿司学校の先生ができたりいろんなて店舗のオーナーの話をもらったりといいことばかりなのですがみんながみんなそうなるとは限りません。

むしろ話を聞いているとそんな風になれる人は一握りだと思います。

その先生方の話を聞いたり、動きを見ていると自分はそこまで寿司だけに生きれないし、一日中テキパキ働けないなあと感じました。

そこで自分ってずっと店舗で働く寿司職人になりたいわけじゃないんだなということがわかりました。

僕は寿司の技術を活かして店舗で働く、お店を経営するという選択肢だけでなく自分の良さを活かして、自分に合った働き方を模索していきたいと思います。

スシを仕事に🍣