バンタンエンタープライズ(株)147 夏 1

このページは防弾少年団の妄想ショートストーリーです。


オソワ、バンタンエンタープライズヌンチョウミジ?

登場人物

ナムジュン   アメリカ帰りプロデューサー
ソクジン    社長室付き秘書 
ユンジ(♀)  プロデユーサー 
ホソク     明るい営業マン
ジミン(♀)  総務 
ジョングク   総務フレッシャーズ 
テヨン(♀)  所属タレント 


バンタンエンタープライズで社会人として働く7人のストーリーをお楽しみください♡



簡単な人物紹介

詳しい人物紹介





(株)バンタンエンタープライズ

[グクミン]夏 1


夏が来た!

「海だー、うーみーだー。」

ジョングクよりもジミンの方がはしゃいでいた。海辺の街で育った2人、海には特別な思いがある。ジミンは嬉しそうにはしゃいでビーチに走り出した。日差しはまだそう高くない。朝早くに集合してソウルからそう遠くない海に2人はやってきた。

「ジョングガ、あの辺りに陣取ろうか?」

ジミンは程よい場所を指差す。ジョングクはそうですねって言って、ジミンは持ってきた荷物をどさっと置いた。それから、

「パラソルを借りよう。」

そう言って海の家の方にスタスタを歩き始める。海の家の前に立っているメニューを見ながら、お昼何食べようかね?ってそんな話をしながら2人は歩いていた。

ゴザとパラソルを借りて、2人で抱えながらさっきのところまで戻るとやっぱりお昼は何を食べようかってそんな話をしながら荷物を置いた場所にまで戻った。

ジョングクが砂浜にパラソルを立てる。

「僕、久しぶりに海に来ましたが、最近のパラソルはこんなふうになってるんですね。」

そんなことを言う。

「私も久しぶりだから知らなかったよ。」

と答える。ジョングクは、

「今までの彼氏とは来なかったんですか?」

と聞いた。ジミンは前頭葉の海馬にある記憶を辿ってみると、

「彼氏と海来たことないかも。」

って答えた。それにジョングクは、

「ふーん。」

って答える。

「ジョングクは?彼女と来たことあるの?」

同じように聞かれて、

「僕はー、僕は、まだ釜山にいた頃に、10人ぐらいで来たことがあります。まだ付き合って間もなくて、何をしたらいいのかわからないまま、ただただ男子と戯れて1日終わったのを覚えてます、、ふふ、」

最後に思い出したようにふふって笑ったジョングクにジミンは嬉しそうに、

「なに?ふふって、なにに笑ったの?」

そう聞くと、

「え?あー、思い出しちゃって、女の子が五人、男子が五人だったんですよ、俺たち。まぁ、女子にいい格好したくて。はしゃぎまくって、女の子たちも楽しそうで、でも、僕の彼女は、その時に、別の男子と急接近しちゃって、僕、しばらくしてから振られたんです。」

「え?」

ジョングクはジミンの顔を見ながら、はははと情けなさそうに笑う。

「なんか、海で足が攣っちゃったんですよ、あ、僕じゃなくて彼女がね、僕はその時、一緒に来てた男子たちと騒いでて、で、彼女が足をつったことに気が付いたのが別のやつで、そいつはちょっと物静かなタイプで、一緒にバカはしてくれるんだけど、本読むのが好きで、なんでも出来る優等生みたいな、それに、その時付き合ってた子は僕の顔だけが好きだったみたいで、中身は僕、僕勉強は得意じゃないから、優しい勉強もできるやつに持ってかれちゃいました。でも、僕の友達、本当にめっちゃいいやつで、僕に正直にいろいろ話してくれて、そいつら、大学在学中にできちゃったで結婚して、僕と同じ歳なのにもう親をやってて、でも、友達は優秀だから、今医者の卵ですよ。当時はなんだよ、俺のこと好きって言ったくせにって思ったけど、年齢重ねてみると、これは勉強しなくっちゃって僕もちょっと焦ってね、あはは。それから大学も行かなきゃって、頑張って、今に至ります。」

そこまで話すと、パラソルを設置し終えて、しゃがみ込んでいたジョングクは顔を上げた。

「ジミン氏、ゴザ敷いてください。」

ジョングクはそう言った。ゴザを敷くジミンを手伝いながら、

「小学生の時とか、ただ足が速いだけでモテるんですよ。僕めちゃめちゃシャイボーイだったけど、運動会の後とか、女子はみんな僕に親切でした。でもそれがだんだんとおバカな僕には誰もー、せっかくできた彼女も優等生に奪われて、あははは。」

笑ったジョングクにジミンは敷き終えたゴザに座り、ほら隣に座りなさいと、ポンポンとゴザを叩いた。

「今は私がいるね。」

そう言って笑う。

「はい。」

ジョングがそう答えると、ヨシヨシって頭を撫でた。

「思い出は書き換えていこう。楽しいこと増やしていこう。あ、今日はケンカは無しね。帰りは一緒に同じバスに乗りたいから。」

ジョングクも笑いながら、

「喧嘩したらまた僕泣いちゃいますよ。」

って言った。


















写真お借りしました。
※この作品はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありませんが、BTSを愛でたいがゆえ、こんなだったら近くにいてくれそうだなとの思いが詰まっています。しかし実際に彼らに近寄るのは犯罪になることもありますのでご注意ください。フィクションとしてお楽しみください。
This is a work of fiction. Names, characters,
businesses, places, events, locales, and
incidents are either the products of the
author’s imagination or used in a fictitious
manner. Any resemblance to actual persons,
living or dead, or actual events is purely
coincidental. This work is made by all the love
and imagination of BTS.
Please enjoy it as a fictional story.
©︎2018_1123yousawa

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