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1989, 30 yrs ago...

早いもので、2019年、令和元年の幕が閉じようとしている。

来年2020年は東京オリンピック・パラリンピック。年間出生児数も、90万人をお大幅に下回り、おそらく10年後、

あそこで日本は終わったんだな、、、

と振り返る記念すべき年になるのかもしれない。

"10年一昔"とはよく言ったもの。振り返ると、まさにその時、常に激動の瞬間があることがわかる。

1989

今から30年前の1989年。まさに、それは激動だった。
昭和天皇が崩御された。昭和の終わりであり、平成の始まりだった。
日本は、その数年前の国鉄民営化の余波を感じ、そして"バブル"を謳歌。
一方、世界では、中国・天安門事件東欧革命ベルリンの壁崩壊と、共産主義の崩壊が連鎖していた年だった。
もちろん、SNSはさることながら、インターネットなんてものは世の中にない時代である。
もう、これだけでもお腹いっぱいに「激動」だ。

1999

次に、20年前の1999年。
実は、先の1989年からの10年の中間地点で、インターネットは産声をあげた。そして、かのIT巨人Googleは、この前年に創業している。
ちなみに、かの巨人Amazonは、さらに少し前の1994年に創業。やっぱりベゾスはすげーや。

この年、インターネット・バブル、ITバブル真っ只中、翌年の"2000年問題"に立ち向かう戦士たちがどれだけいただろうか?
21世紀の入り口がすぐそこにあり、なんとなく近未来に突入するという、浮き足だった空気が醸成されていたように思う。映画「マトリックス」もこの年に公開されている。偶然ではないのだろう。


東海村JCO臨界事故が起こったのもこの年。この事故により2名の命が
朽ちていった。

あの恐怖は、その後、日本社会全体に教訓として受け継がれたのだろうか?

 2009

次に、10年前の2009年。すでに、21世紀の高揚感はなくなり、ふつーに21世紀である。

初代iPhoneが2年前の2007年に発売され、i-modeやらezwebやらガラパゴスな世界から、少しずつインターネットってやつが、どれだけ時代に影響を及ぼしつつあるのか、俗世間的にも、かあちゃんのお味噌汁の出汁以上には雰囲気が出始めてきたように思う。

とはいえ、この時点で、

i-modeケータイとiPhone(つまりスマホ)って、何が違うのさ?!

って感じで、???な人たちも多かったはず。と言うか、それがふつーの感覚なんだろう。

が、世界は少しずつ動き始めている。Facebookは2004年に、Twitterは2006年に創業だ。すでにソーシャル風味だ。

そして、この年の6月、かつての自動車製造業の覇者、ゼネラルモーターズが米連邦倒産法第11章適用を申請した。

モノからコト(サービス)へ

そんな雰囲気がマジで出始めた頃だ。

オンラインコミュニケーションツールSlackは、この年に創業している。うーん、ソーシャルに、オンラインコミュニケーションツール。情報の伝わり方、働き方、多様性の重要度、なんてのが、大きく変化する土壌が揃った感じがする。

#そんな年に 、我が家の長女が産まれたんだな。。。

2019

そして、今年だ。Welcome to Reiwa.

日本も世界も、本当に色々なことがあった。

災害も、麻薬も、闇営業も、桜を見る会も、贈収賄もたくさんあった。

コンビニ問題で、生産年齢人口の減少を目の当たりにした。

が、ワイドショーネタなんてどうでもいい。(まぁ、どうでもよくないものもあるが)

世界規模でみれば、災害
日本国内でもみれば、想定以上の少子化(出生数の激減)

が致命的だと思う。日本はもう終わりに向かってスタートしたのだ。全てが難解すぎるイシューだ。でもだ、

アプリでタクシーも呼べるし、退化した感たっぷりのスマホでバーコード決済もできる。ノイキャン完璧なワイヤレスイヤホンだってある。ピンボケした写真も後から直せるなんて当たり前。アレクサは歌も歌えるし、駅しりとりもしてくれる。

インターネットって何?って時代から、そこにインターネットが見えないくらいに、自然に溶け込んだ時代になっている。

超絶に便利な(便利すぎる?)時代

そろそろ、お年玉も、"ピン札現生"じゃ、なくなるかも。

1989 to 2019

この30年、僕らは沢山のものを得てきた。けど、失ってはいけないものを失いつつあるような気もする。この年末年始、故郷がある東京人は、その故郷に戻るかもしれない。何かを感じるだろうか。

次の10年、僕らは何を大切にしていくべきか?そこを見極める分水路が、今まさに来ているのかもしれない。

『時代』(中島みゆき)でも聴きながら、良い年末年始を!


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