菅首相誕生で株価は今後どうなるか?

本日、9月14日に菅義偉自民党新総裁が誕生しました。そして16日に国会で首班指名選挙を受けて、内閣総理大臣に就任します。


その直後に菅新内閣の顔ぶれが決まります。この新首相と新内閣に株式市場はどのように反応するのでしょうか?多分、新内閣発足を受けて株価が上がるます。


なぜなら、新政権への歓迎相場がある程度出ることが予想されるからです。しかし、新内閣の顔ぶれが派閥順送りの平凡な、あるいは無能な大臣が続出するようでは、2万4000円台の壁を突破することは難しくなります。菅新内閣のとくに要所の官房長官、幹事長、財務大臣、外務大臣、経済産業大臣、総務大臣などの人事。


そして菅首相の就任直後のメッセージ、アベノミクスを前進させる政策が打ち出されるかどうか?に注目したいですね。直近、消費税の増税に関する発言があったのが心配です。安易に増税すれば、景気が悪くなり、株価が下がって、内閣支持率が下がります。


今回の安倍退陣は、自身の健康問題が端緒ですが、やはり2019年10月の消費税増税がアベノミクスの勢いをそぎ、景気を圧迫し、最後にコロナでトドメを刺されたというのが、実相です。


なので、菅氏が将来さらなる消費税増税に固執するようなら、菅新政権は短命で終わるでしょう。国民と株式市場に支持されないためです。歴史を振り返ると、2つのことが明らかです。


1つ目は、内閣支持率と日経平均株価は多少の時差があっても連動している。2つ目は、いかなる国家も増税して財政赤字が改善された例がない。何故かと言うと、増税して国のふところはあたたかくならないのです。増税した分、あるいはそれ以上、税収が減少するためです。

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