ルナリターンを読んでみる
こんにちは。
久しぶりの記事となりますが、変わらず西洋占星術に触れる日々を続けています。
自分自身の出生図(ネイタル)に対して、現在運行中の星の配置をトランジットと言います。中でも、ネイタルの月にトランジットの月が戻ってくる日のことをルナリターンといいます。月は、およそ30日の周期で日々形を変えているので、1か月間の運勢を見ることができます。
ルナリターンによって、先月に起こったことを見直したり、未来予想をすることで、マクロコスモスである宇宙をミクロコスモスの自分自身へ落とし込むことができる、というわけです。
実は私、職場の業務の一環として、天文教育に携わっています。
繁忙期は、一週間の内に何度か太陽系の映像を投影することになるのですが、そんな宇宙の光景を見て、子ども達は大はしゃぎ。大人の回でも、やはりみなさん楽しそうにされています。"星の子"だったことを思い出しているのでしょうか。
過去にこんな絵を描いたことがあります。
当時は何も知らないで描いていたのですが、輪廻転生の物語だったと今になって分かりました。最近、シュタイナーの本を読むようになったからか、鉱物界,植物界,動物界…つまりエーテル体だとかアストラル体について考えたり、魂が恒星に由来することを調べ始めたところなのです。
私は、どちらの"星の子"なのでしょうか。
これからゆっくり紐解いていきたいと思います。
…というわけで、話が脱線してしまいましたが、夜空を眺めたりするような気軽な気分でルナリターンを読むと良いかと思います。
試しに、私自身の2024年6月のルナリターンを読んでみますね。
5月は浅草石フリマ、それから6月1日はあらかわ手づくり市へ出展しました。丁度、この日がルナリターンだったのです。
ルナリターンの象意は、1~2週間前からジワジワとあらわれてくるのですが、逆算すると双子座シーズンに入った頃(5月21日)から体感がありましたね。双子座シーズンに入った頃から、テンションが上がってました。これは、チャートで言うなら5ハウスの太陽と金星合でしょうか。5ハウスは遊び、趣味。双子座なので好奇心全開。松村先生のサビアンシンボルに関する講座を受講していましたが、もう…内容が重厚過ぎて。講座は4週連続でしたが、ピアノのレッスンやホール練習の日も重なっていたので、練習しながら、あれこれ……。
それだけではなく、占いの勉強仲間からフラワーエッセンスを薦めていただいたり、深夜まで占い業界の話をしたり。読み切れないくらい本を買い、新宿ミネラルショーでは掘り出し物を見つけました。
友達と久々に吉祥寺へ行って、懐かしさに浸りつつ作家の作品を購入。
うーん、双子座シーズンに入ってから、どうしてこんなに忙しいのだろうと思っていました。自分自身のことなので嬉しい悲鳴ですが、これでは作品を作る時間がない………。
チャート全体を見た時、星が下側に偏っていますね。これは社会的な部分より個人にスポットが当たっていたということなのです。実際、職場では新人社員が退職されて、臨時アルバイトの方が入って来たり…何かと大変だったのですが、それよりも自分のやりたいことに意識が向いていました。
さて、ASC(アセンダント)を見ます。ルナリターンでもASCは重要です。この約1か月間、誰もが期間限定でそのASCになりきっているのです。
私は山羊座の25度でした。山羊座といえば土のエレメンタル。何かを真面目にコツコツ取り組む。何に取り組んでいたのかというと、次に山羊座の支配星(ルーラー)である土星を見ます。
土星は魚座で、2ハウスにあります。2ハウスは自分自身で稼いだり生み出すこと、売り買い、芸術、ものづくりも当てはまります。
土星は、MC(蠍座15度)と調和しており、サビアンシンボル的にも、自分らしさに立ち戻って発信できたようです。
実は、今回の出展、正直…2個くらい売れたらよいかな、と悲観的でした。
(加えて、楽しい忙しさから、なかなか制作ができず 笑)
石フリマだったら、趣味で集めている石を販売できますが、今回は作品そのものを販売すること。自分の作品はマニアック過ぎないだろうか、反応がなかったらどうしよう…と。土星は試練の星で、お客さんに対して、つくったものをどう販売していくかがキーワードでもありました。ポップを作ってみたり、鉱物のタロットカードを用意して、お客さんと対話できるようにしてみたり。
結果、タロットの出番はありませんでしたが、予想以上に作品を手に取っていただけました。2個どころか、今まで取っておいた作品がどんどん売れていき、お客さんとの会話を通して、今度は誕生石シリーズで制作してみよう!と意気込んだり。ポップを用意しておいて良かったです。作品に対するこだわりが話しやすかったように思います。
話といえば、水星を見ます。4ハウス牡牛座にて、水星と天王星が合です。4ハウスは鉱物や宝石といった隠された財産の場所でもあります。牡牛座といえばものづくり、工芸。2ハウスのルーラーでもあり、ここに土星があったので、鉱物の原石を使用したこだわりある作品を、ポップを工夫しつつ、石話を混ぜ合わせながら販売した、ということでした。
水星天王星はASCと調和していたので、会話は独りよがりにならなかったように思います。けれど、変わった人だと思われたかも 笑
ある程度リターン図を読むことができたら、次は2重円にしてみましょう。
ネイタルにどう響いていたかが分かります。
すると、リターン図のASC山羊座が、ネイタルの金星と合だったことが分かり、だから楽しいことが続いたのですね。売ったもの(2ハウス火星)に対して、対価を得た(8ハウス金星)ということでもあります。
それから、リターン図の太陽と金星は、ネイタルの射手座太陽と向き合っていました。これは180度・オポジションといって本来ならハードアスペクトと呼ばれますが、ハードだから悪いというわけではないのです。
向かい合うアスペクトは、活発な交流とも読めます。
占いの交流や職場でも、なんだかんだ言って双子座の人と縁があります。12ハウスだからでしょうか?そもそも、職場も双子座的環境で、これはサウスノードも関係していると思っています。
今回のシーズンでは、さわやかで知性のあふれた方が楽しませてくれたということのようです。それに、木星も双子座に入ったばっかりで活気がありましたね。
最初からルナリターンを読むのは難しいかもしれませんが、ASCを意識してみるだけでも、なりきっている感じがして楽しいですよ!
ASCの度数から、サビアンシンボルを検索してみるとより広がりが得られるかと思います。
是非、試してみてください。
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