8/3 晴れとセミとクーラー

今日は朝から、就活のカバンを買いに行った。

買ってみるとなんだか少しだけワクワクした、疲れた顔してあのバッグ使っている大人な自分に。

少しだけね。

面接の内容なんかを少しだけ考えて、ご飯食べて。

特に大きなイベントはなかった、ホルモン買って1人焼肉した以外は。

やはり、人はうまい食べ物一つで人生をよくできる。

今日という24時間、特に嫌なことも楽しいこともなかったというのに、

30分一人ホルモンを食らうだけで、23時間30分がハッピーデイのくくりになってしまう。

人間って単純なのか、複雑なのか分からないね。

今日久しぶりに夕方、外に出たら、熱気とセミとコンクリの匂いで日本の夏を感じた。

夏の始まりという感じの感覚。

夏の始まりは、青くて爽やかで痛快な感覚。

秋の始まりは、紅くて乾いて切ない感覚。

冬の始まりは、暗くて透き通って静かな感覚。

春の始まりは、薄紅色で穏やかで激しい感覚。

夏の始まりっていう言葉はよく使われるけど、春、秋、冬の始まりって言葉はあまり使われない。

みんな夏は始まってほしいものなんだな。

秋が好きで夏はあまり好きじゃない自分でも、いざ夏になってみると、爽やかで痛快な気分になる。

前座に梅雨という最高のスパイスもあるし。

やはり、夏は始まってほしいものなんだな。

春は始まってほしいかというと、少し違う。

春は迎えたいものな気がする。

秋は始まってほしいかというと、少し違う。

秋は気付きたいものな気がする。

冬は始まってほしいかというと、少し違う。

冬はいつのまにかなっているものな気がする。

春夏秋冬、日本の四季、大日本帝国、日出ずる国、黄金の国ジパング。

日本って素敵。

おわり。