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2022/09/17 座右の銘

私(しまざと)が大学生1年生だったときの話だ。冬になり、 部活動は1年の活動を終えた。そして、1年間お世話になった先輩との、別れが訪れた。

「先輩、今までありがとうございました」

部員は各々、涙ながらに感謝の言葉を伝えた。

私にも、人生で最もお世話になった先輩がいる。正直、寂しい思いでいっぱいだった。

そんな中、尊敬する先輩からも言葉があった。

「1年間、ありがとう。俺からは感謝をこめて、みんなにひとつずつ言葉をおくりたい。今後の人生で困ることがあったら、ぜひとも思い浮かべてほしい」

そうして、順番に声をかける先輩。とうとう私の番になった。

「しまざとには、この言葉だ。『突き抜けろ』」

「ありがとうございます!」

先輩と過ごした1年間、多くの迷惑をかけてしまった。私自身、コミュニケーション能力が低かったりと、苦労した部分が多くあった。

しかし、努力をみてくれている人はいたのだ。そして、オタク気質で、周囲と異なる私を受け入れてもらえた気がした。

この瞬間、私の中に座右の銘ができた。

そして時は経ち10年後、先輩は登録数40万を越える、YouTuberとなっていた。



先輩が素晴らしい人だということは、別の場で話そう。今回は座右の銘となっている、「突き抜けろ」について考えたい。

読者のみなさんに問いたい。自分の人生で、これだけは自信ある、これだけは負けたくない、など思えるものはあるだろうか。もしもあるならば、素晴らしい、おめでとう。今時点でない、というならば、それでもかまわない。きっとこれから出会うであろう、熱くなれる何かがあるはずだ。

どんなことであっても100点満点の評価で90点以上をとることは、難しい。バランスよく60点をとれることも素晴らしいが、90点以上をとるには、少なくとも才能と努力のどちらも必要になる。

だからこそ、もしもあなたが突き抜けているならば、素晴らしい実力者だ。また、周囲にそんな人がいるのであれば、とことん技術や考え方をまねしたい。

最後に、90点以上の実力者を見分ける方法を考えておきたい。真の実力者は、自信を持ちつつも、自分より実力ある人を知っている。また、頂点に君臨したとしても、いつ下剋上が起きるかと気が気ではない。そのため、知識をひけらかすことにメリットを感じず、余計なトラブルを避ける方向にある。

真の実力者はぶっちゃけ、引きこもりみたいなものだ。自分から積極的に探す必要があり、たとえ見つけたとしても、関係を築かなければならないのだ。


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