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【映画】最強のふたり

この映画では、タイトルのとおり、主役が2人いる。1人目は、全身麻痺となって車いす生活を送る大富豪。2人目は、スラム出身の貧しい黒人青年。まったく共通点のない2人が、時にぶつかり、時に思いやり、そしてユーモアに富んだ会話を繰り広げる。そして、最終的に2人は互いを信頼して、心の友(親友)といえる関係になっていく。

映画の技法には詳しくないものの、手に汗握る展開で、迫力があった。一方で、ストーリーの章立ては、素人でもわかるほど美しい構成だ。対面に始まり、寄り添いに終わる。余は満足である(笑)。

映画の魅力語りは専門家に任せよう。私個人が強く抱いた感想は、変化の重要性だ。

シナリオ序盤の面接後、富豪は黒人青年を採用する。この採用が周囲の環境を変えるきっかけとなった。思ったことを何でも口にする黒人青年に、配慮はない。しかし逆に、多くの人が持ちうる遠慮や心の壁もなかった。だからこそ、黒人青年は富豪の心をつかんだのである。

ここで個人的に重要と感じるの点は、黒人青年との相性ではない。採用を決めたこと、つまり「環境の変化」を取り入れたことである。

映画だけでなく、現実も同様だ。仕事、恋愛、趣味などで、環境を変えると、新たな刺激が取り入れられる。環境の変化は様々な喜怒哀楽を呼び起こすだろうが、乗り越えた先に成長が待っているのだ。

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