彼は大きくなったり小さくなったりする
小さいときはほとんど見えないけれど
でも確かに存在しているようだ
大きくなるときは存在を確認した瞬間
もっともっと大きくなっていく
あいつから逃げようとしても
どうやらダメらしい
あいつには包み込んであげる
やさしさが必要らしい
それでも
ぼくがいるからあいつがいるし
あいつがいてこそぼくになれる
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この詩は、「こころの中にある ごろっとした 正体不明のあいつ」に収納にされています。連投で、13作品お届けします。
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