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妊活、つらいのはあなただけじゃないよ。

こんにちは。

昨日に引き続き、「妊活で悩んでいたあの頃のわたしに伝えたいこと」の第二回目の記事を書かせていただきます。


こちらの記事は、いわば前書きのようなものとなっています。
なぜ、このマガジンをスタートさせようと思ったか、自身の思いを綴っています。
読まれていない方は、こちらを初めに読んでいただけたらうれしいです。

妊活中での様々な出来事、思いについて綴っていくため、読む方によっては、不快に思われるような内容も含むかもしれません。その時は、そっと画面を閉じていただければと思います。


✳︎


今回の記事はかなり重めな内容が続くかもしれません。

わたし自身、つらい思いを振り返って書くことになります。
わざわざ、そんなこと書く必要がない。前向きな内容だけでよいのでは。読んでくださる方がほっとできるものだけを書けばいいのではないか。そんなふうにも思ったりもします。
でも、わたしは「悲しみ」「苦しみ」「不安」「恐怖」など、本来、向き合いたくない感情も大事にしていたいと思うのです。

どろどろした自分の感情。
目を背けたくなるような感情。

でも、それも自分から湧き出た感情で、「わたし」からのメッセージ。
きっと、そのメッセージにも何か「意味」があって、わたしがわたしであるために必要なもので。

うまく言えないのですが、そう思っているので、赤裸々に綴っていきたいと思います。

わたしの妊活の経歴
35歳で、妊活から半年以内で第一子を自然妊娠。
第一子が、1歳の年に第二子の妊活スタート。
9ヶ月後、レディースクリニックを受診。基本検査、卵管通水検査→タイミング法。投薬治療に進む時に精神的ストレスにより治療を中断。(約2ヶ月間)
半年後、自然妊娠に至る。(38歳)
現在、妊娠4ヶ月。

妊活中は、それを経験していない人にとっては、想像できないであろうさまざまな葛藤が生まれてくる。
そして、感情が不安定になる。そもそも、女性はホルモンの関係によって、生理前にはPMS症状が出る人も多い。(男性の方、どうかご理解のほどよろしくお願いします)

PMSとは・・・月経(生理)の3〜10日位前から起こるキモチやカラダの不調で、月経(生理)が来ると症状が弱まり、やがて消えていくものです。

知ろう、治そう、PMS【月経前症候群】

わたしは、PMS症状はそれほどきつくない方だと思うが、妊活中は、気が張っていてイライラしやすかった。そして、わけもなく泣きたくなったり、自分が悪いのだと思えてきて悲しくなったりもした。

その感情を夫にぶつけていたのだが、理解のある夫とはいえ、長期間続く嫁の精神不安定な状況に、内心、かなり苦しんでいたようだ。(夫婦関係に関しては、また次の記事でまとめようと思います)

今回は、妊活中のさまざまな葛藤、それにともなう感情の向き合い方について、詳しく書いてみようと思う。

1 年齢に対して思うこと

年齢は覆すことのできないもので、妊活中の身にとっては、重くのしかかってくるものだった。前回の記事でも少し書いたが、妊娠に関して「年齢」は、かなりセンシティブな問題となる。おそらく、妊活をされている方はもうご存知だと思われるので、ここで詳しく書くことはとどめておきたい。

妊活をしていて、37歳(妊娠時38歳)という自分の年齢に対して、結局、最後まで100パーセント前向きに思えることはできなかった。

「もっと早く結婚していれば」
「もっと早く妊活していれば」
「わたしの年齢のせいで・・・」

気持ちが落ち込んだときに、無意識に湧き出てくるネガティブな感情。それは、どうしようもなく押し寄せてくるものだったけど、少しずつ、ほんの少しずつだけど、前向きに思えるようになったのは、SNSのおかげかもしれない。

自分の半径5メートル以内では、年齢も若く、苦労もなく自然妊娠をし、幸せに子育てしている方ばかりのように思えていたのだが、SNSを開けば、世の中にはいろいろな人がいることを知った。

40歳以上で自然妊娠された方。
長い間不妊治療をされている方。
何度も流産をしながらも妊活を続けている方。

それぞれが、それぞれの葛藤や、人知れず苦しみを乗り越えながら、前向きに妊活に取り組んでおられた。

友人に相談できそうもない、夫には相談できても、男性という点で根本的に分かり合えないこともあった。そうした中で、SNSで「さまざまな声」を聞くことで、くじけそうな時ももう少しがんばろうかなと思えた。

あと、ある方がおっしゃっていたのだが、

「年齢はただの数字、その人の健康状態、食生活、生活リズムなどが、卵子の質を左右している。だから、そんなに怖がることはない」

そのような意図で発言されているのを聞いた。その時、自分の年齢に対するネガティブな思い込みがすーっと晴れていったように感じられた。
決して、全面的に前向きにはなれなかったけど、少し前向きになれたきっかけを与えてくれる言葉だった。

2 人間関係の苦しみ

妊活中は、人間関係にも苦しむことになった。これは思いがけないことだった。
わたしは第一子妊娠中に前職を退職しているので、仕事関係での関わりはなくなったのだが、当時1歳の子どもを連れて外に遊びにいくと、同年齢の子をもつママさんとの関わりも増えた。

わたしがよく行っていたのは、児童館、こども園のイベント、公園など。

特に、児童館でのママさんとの関わりが精神的にこたえた。
まだ、さほど妊活で悩んでいなかった頃に、子どもにとって、いい経験になるだろうと同年齢のサークルに入った。1年間、同じメンバーでママ同士で交流したり、工作や外遊びなどをするというものだ。しかし、何ヶ月か経つうちにつれ、次々と周りのママさんが妊娠されていたのだった。

その頃には、わたしも本格的に妊活に取り組み、焦りを抱き始めていたので、間近で先に妊娠されていくママさんたちの姿を見ることは、かなりきつかった。
「妊娠のことや、二人目の育児」の話になるのもつらかったので、ママさんたちと話をすることすらできなくなった。

誰も悪くない。

でも、
「なぜ、あの人にはできて、自分にはできないのか」
「自分はこんなに努力しているのに、なぜ・・・」
と、だんだんと卑屈になって、嫌な自分に変わりつつあった。実際に、夫に暴言を吐き散らかした日も数知れず。

結局、児童館のスタッフさんに事情を話し、サークルをやめさせていただくことにした。それから児童館にも行くこともなくなった。やめたばかりは、子どもにとって悪いな、と悔やむこともあったが、自分の精神状態が悪くなることを考えると、この決断をして良かったと思う。

わたしは、無理してしんどいところに飛び込む必要はないと思う。
自分が元気でいることが、子どもにとって、産まれてくる赤ちゃんにとって何より大事だと信じている。

あの頃のわたしに伝えたいことは、

我慢することを頑張る必要はない。

楽しくいられるように頑張ればいい。

3 治療を進めるか否か

妊活を始めて半年が経って、レディースクリニックを受診した。当初、基本的な検査をしていただき、身体に異常がなければ通うのはやめるつもりだった。

基本的な検査で、プロラクチン値が少し高めだということがわかり、薬を飲んでホルモンを抑えるように言われた。それから、2周期ほどタイミング法と投薬治療を進めたが、妊娠できず。

病院に通っているのに妊娠できない。
(そんなにすぐには結果は出ないとはわかってるが…)

そもそも、クリニックに行って診察を受けるだけで心身のストレスがすごい。

事務的、機械的に診察がなされることへの違和感。

「次はこの薬ね」みたいに、どんどんと自分の意思とは関係なく治療が進んでいくことに、嫌悪感が爆発し、それからクリニックに行くことをやめた。

人間関係も遮断。
クリニックも途中で辞退。

こう思うと、嫌なことからは逃げまくっていたわたし。

治療を続けた方がよかったか、やめてよかったか、どっちがいいかわからない。

中には、クリニックでもらった薬を飲んですぐに妊娠できたと言う友達もいたし。

ただ、クリニックに行って基本的な検査を受けて、身体に異常がないか詳しく調べてもらったことに関してはよかったと思う。
そこから治療を進めるどうかは、夫婦でよく話し合った上で決断するしかない。考えて悩んで出した決断に対して、周りがどう言おうが、世間の意見がどうあろうが、それは関係ない、とわたしは思う。

読んでいて分かりにくかったところ、もう少し説明してほしいところがあれば、気軽にコメントで書き込んでいただければと思います。
個人的な内容で、コメントに書きにくいようであれば、noteの「クリエーターへの問い合わせ機能」にて、直接メッセージください。

妊活、つらいのはあなただけじゃないよ。
どうしようもない、その真っ暗な感情が、少しでも癒される場所に行き着きますように。

また、明日、お会いしましょう!


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