嫌いな言葉に耳を塞ぐのを止めるには

半蔵門に行った。ライブに行くためだ。普段セミナーをやるような場所が最近お笑いライブもやるようになったらしい。ビルに入る際に少し緊張したが、入ってしまえば私と同じようにおどおどした女性がわんさかいて安心した。

会場に着く前、半蔵門駅で少し嫌な気持ちになった。安いスーツを着た男女が楽しそうに会話をしながら階段を降りてきたからだ。きっと同い年だろう。私も流されつつも真っ当に生きていればあの一員だったかもしれないと考えると気が狂いそうだった。楽しそうな男女への嫉妬や悔しさではなく、母よ申し訳ない、という気持ちだけが頭をグルグルしていた。

今朝、いつものようにYouTubeでハロプロのMVを見た。ハロプロの楽曲の歌詞は全て、私の中にある後ろめたさを嫌なくらい的確にありのままに表現し、必ず解決策を提示してくれるから悪魔祓いのように見てしまう。

まさに駅での私を表す歌詞だと夜になって気づいた。スーツを着た男女から発想できる単語から私は耳を塞いでいる。真に安心したいのなら、耳を塞ぐのを止めればいいだけのことだ。耳を塞ぐのを止めれば少しは生きやすくなるだろう。

そんなことが分かっていてもやめられない。だって私はまたまだ身体と精神が緊張している。この緊張を少しずつ解していかなければならない。少しずつ解していく方法は簡単、昨日自分がやると決めたルービックキューブを解くこと。昨日から始めて、説明書を見ながらなら2回も揃えることができた。嬉しかった。少し緊張が解れたかもしれない。

耳を塞ぐのを止めるにあと少し、もうちょっと。大丈夫。

#日記 #ルービックキューブ #今すぐ飛び込む勇気

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