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【エッセイ】いつか、オイスターバーで

「苦手な食べ物はありますか?」

ご飯を食べに行く約束をすると、そんな質問をされることがあります。

「生牡蠣が苦手です」

もっと具体的に言えば、生牡蠣や牡蠣鍋といった「磯の香りの強い牡蠣」が苦手です。

シメサバも貝類も、海藻サラダも苦手だけど、いちいち細かく言うのもアレなので「生牡蠣」とだけ答えています。

生牡蠣を克服したくて、過去何度も挑戦しているけれど、口に入れると「おえっ」となるほど体が受け付けてくれないのです。

蒸し牡蠣も産地直送の屋台で食べたけど「おえっ」となって丸呑みしました。もったいない話ですね。

私としては、もっと牡蠣と仲良くしたい。
生牡蠣のフォルムだって素敵だし、オイスターバーとかも大人のたしなみ的に足を踏み入れたい。
だけれども、体が「無理です」というのでしょうがないのです。

さらにいえば、食感のあるネギ類も苦手です。
先日ジンギスカンに連れて行ってもらった時、
お皿にお肉と玉ねぎと長ネギがドーン、と乗っていたので、あわてて「すみません、歯応えのあるネギも苦手なんです。くたくたになったものは好きなのですが」と弁解しました。

鍋奉行の女性が「よく焼いてあるから大丈夫ですよね?」とよく焼かれたネギを私のお皿に乗せてくれて、ヒィ、ムリ!と思いながらなるべく噛まないようにしてじゃりじゃりの食感の玉ねぎを飲みました。
それから彼女はいくつかの長ネギをお皿に乗せてくれたけどネギには手をつけませんでした。申し訳ない。

少しだけ弁解させて頂くと、私はカキフライやカキグラタンは大好きです。
お味噌汁も長ネギが入っている方が甘くて美味しいし、玉ねぎの入っていない煮込み料理などありえないと思っています。
だけど、調理方法によって受け付けない食材がある、というおはなし。

食べ物の好き嫌いが多い人というのは、大人になっても割といますよね。
アレダメコレダメ。
そういう人は大抵、人間関係においても「あの人イヤ、この人イヤ」とおっしゃる方が多いように見受けられます。

食事の話なら、その人の好きなお店に行けばいいだけの話ですが、人間関係になるとなかなか厄介。
イヤイヤばかり口にしていると、「あーまたイヤイヤ期が始まった」となって、そのうち誰からもお誘いが来なくなってしまう気がします。

そんな私もマウント取る人はイヤ、自慢話ばかりな人はイヤ、自分の話ばかりの人はイヤ。と心の中でイヤイヤ期が発動している気がします。(特に我が我がの人とのコミュニケーションは疲れます……)

食べ物の好き嫌いの話は以前もnoteに書いたと思います。
あれ?この記事デジャヴ?と思ったらすみません。

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