4/4 日記

出勤時、ぎりぎりまで粘って寝るときは朝8時まで寝て、8時15分頃家を飛び出す。

最近肌が乾燥して化粧乗りが良くないことを理由に、眉毛だけ描いてマスクして出社することもしばしば。フルメイクするときはよっぽど早く起きられた時だけ。

メイクと朝ごはんの二者択一なら、私は朝ごはんを選択する。トーストと目玉焼きとか簡単な物でも腹に入れておきたい。
空腹になると頭が回らなくなるから。
15分で家を出た時は職場近くでウィンナーが挟んであるパンを買って、休憩室でむしゃついていることが多い。

休憩室の自販機にならぶ、あったか〜いつぶつぶコーンスープが好きだ。

「粒コーンスープのあと3粒を残して春」

自由律俳句。
ばたばたしていると缶の底に沈んだ最後の一粒を掬い取れないもどかしさ。
手にじんわりと温かみが残る。
そういえば底冷えする冬はそろりそろりと去っていっている気がする。

「桂馬のステップで成って金、まだ夕暮れ」

気づけば日が落ちるスピードがゆっくりになっている。格子状の床を見ると桂馬の動きでぴょんぴょんと跳ねたくなる。
春が訪れようとしているから、気持ちがぴょんぴょんしてくる。
桂馬のステップで壁に突き当たる。左手の大きな窓には春のグラデーションの夕暮れ空がのったりと見える。まだ夜じゃない喜び。
四季が移ろうとしているのだ。
冬が裏返って、金の季節になる。