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【日記】「ヤスタニ会」を待ちわびて

「あ、そうだ今度、ヤスタニ会があるって聞きましたよ。幹事から会の日程聞いたけど、予定合わなくて僕、いけないんです」

退社しようとしたら呼び止められた。
彼はキューライス氏作の漫画「チベットスナギツネの砂岡さん」にそっくりな顔をしている。
(以後、砂岡さんと表記する。)

え?ヤスタニ会?
あー、1ヶ月くらい前に幹事らしき人になんかそういうの開いてくれるって聞いたなあ。
都合のいい日とか何食べたいかとか全然聞かれなかったけどな。
お任せすればいいのか。
でもな、砂岡さんに聞いたヤスタニ会の日、別の子と焼き鳥食べに行く予定なんだけどな。

とりあえず、会を開こうって思ってくれただけでわたしは充分うれしい。

砂岡さんには、とっても残念です。また次の機会にみんなで飲みましょうね、と言って社を後にした。

どうやら今回の幹事さんはいろいろ自分のなかで決まってから伝達するのが好きらしい。
いやはやしかし、今回は雲行き怪しいなあ。

この「ヤスタニ会」のぼんやりとした存在は彼だけでなく、別の人からも時々耳にする。

「ヤスタニ会があると聞きました。私も参加したいです。参加していいですか」

彼女は以前、日記に書いた涙を綺麗に流す人だ。
直接伝えるのはキショイから言わないけど、優しくて、可愛くて大好き。

もちろん、ぜひぜひ一緒に飲みましょう。
なんだか「ヤスタニ会」の全貌が謎のまま、彼女に参加を促す。
好きな人たちだけで、気兼ねなく、こじんまりゆっくりのんびりお話したい。
そんな会なら会の名目なんてなんだっていいよ、大歓迎。

いや、でもちょっと待って、そもそも何人構成で飲み会検討しているの。あんまり人数多いとしんどくなっちゃうんだけどなあ。

雲を掴むような、ふわふわとして、実態があるような、ないようなとってもファジーな「ヤスタニ会」。

そんな会の開催を幹事に詳細を訊ねるでもなく、今日も待ちわびている。

#日記
#「てけてけ」のしそつくね食べたい
#つくねを卵黄につけて食べるあれでも可
#乾杯はジンジャーハイボール派

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