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全国行脚

時期尚早という人間は100年経っても時期尚早と言う。前例がないと言う人間は、200年経っても前例がないと言う。

Jリーグ、Bリーグの初代チェアマン、川淵三郎さんの名言です。ありがたいことに今も時々お会いしていろんなお話をさせていただき、アドバイスもいただくことがあります。

川淵さんにJリーグチェアマン時代に何が一番大変でしてかと尋ねると、

「野球でも赤字垂れ流しなのに、サッカーでうまくいくわけがない。ホームタウン、ホームスタジアムをお願いした時、なんでサッカーのためにそこまでしなくていけないのか、自治体、企業などステークホルダーの方々に理解してもらうこと」

とお答えになります。あの当時はまだ、バブルの余韻の残る、世の中にまだ体力があった時代でさえもです。

あれから30年が経過して、Bリーグは、少子化、人口減少、コロナ、、、厳しい社会環境下で将来構想を打ち出して、バスケというソフト、アリーナというハードを軸として地域活性化を訴えています。

当然のことながら、理解を求めていくことは簡単ではありません。今はそんなことよりもやることがあるのでは?こんな時代にハコ?経営力でカテゴリーを分けるって?いろんな反対意見があることは理解していますが、ステージを変えていかないとBリーグの発展は限定的だと思います。

「バスケで日本を元気に」、理念実現のために、Bリーグをもっとメジャーにするためにも乗り越えなくてはならないと考えています。何十年後かにBリーグが名実ともにメジャーになることを信じてリーグ、クラブの仲間たちと今を頑張りたいと思います。

川淵さんもあの当時、全国行脚して理解をしていただけるよう奔走していたそうです。そして今、将来構想の理解を深めるだけではなく、スタッフ向け勉強会、スポンサー向けのセミナー、営業同行したりとクラブの経営そのものが好転するための活動も併せて行脚しております。

明日から福岡、鹿児島と行脚、クラブの皆様と尽力してきます。


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