いつものことだが

走り出すきみと一緒で始祖鳥に追われた空の約束がある
忘れてはいけないことがあっただろうアンモナイトに耳を当てれば
肉塊の切れ目に風を吹きかけるように冷たい銃をさしこむ
食べかけのパンとペンとを置いたまま森のおくへと人は死ぬのだ
置かれてる椅子はそのまま動かさず、ありがとうこのままにしてくれて
遠くまでキリンの首を引きずってあなたに逢いにいく夢をみる

#短歌

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?