さよ

さよ

ナメクジの虹にみちびかれ、古墳が少し急いでる。氷は雲の記憶をいつ許すのだろう/陸続きでない愛情とアクリル板に反転したさよのプネウマ、歩幅にくりかえしひとくくりの人幅を(人掴み)の彩葉を、ひとつひとつ詩音に添えて、これからのことを考えよう、最初の雨は真夜中にクレゾールの匂い、pleats(折りひだ)はplease(お願い)へとつぎの雨まで連鎖するとか、いってしまった橋ととどまっている石の、同じ数だけ、歩きだす、吐きだす、とか、ふりだす、とか、この星のしくみを、法則を超えたらアーケオプテリス(Archaopteris sp.)のしたでジャズを歌おうよ、歌う、の世、胸幅の隙間から海峡が裂かれる、さよ、のよ

#詩

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