実験的定型詩(1):短歌

実験的定型詩(1):短歌

鉱物的言語
が胃内に取り
込まれ
周囲の空
の噂をはじめる
万年筆の読点
として一匹
の蜂を捕らえ

あなたと比べる
照らし出す透明
な青い飴玉が転がり続けてひたい
に落ちる
驀地(まっしぐら)に字を書く
ように切り倒す
ようにわたし
が一行であ

改行さ
れ瞳を抉り死体
には動かないひかり
の実が生り
はじめる

#短歌

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