音葬 2 白井健康 2019年11月1日 22:39 音葬 標がちがうから深爪をして確かめたくなるうみはうみのみうの音に口腔が産道となる春の儀式の雨の日の呻きは永久(とこしえ)のうみがうみを崩壊するみうにもどる前日のうみと呼んだひとのみうだけが明るい *ことばはうみのおおきさの遺書かたりつづける水平線の罪息遣いの擦れ雨を呑み干すとき悲しくもないのに吐き出してしまう鎖骨とかひかがみとか内水の羞恥だろうかひとりひとりの砂浜に捨てた問いのテクストをふたたび風の音に葬る #詩 ダウンロード copy #詩 2 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート