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白井健康
2019年10月31日 12:54
そらの蜜へ あんずいろの旅をつづけるさいちゅうの親子にうかつな配役がある孤児になる予習をしていた繋がって離れる月の道の途中の 手をつなぐふたつの影と手を離すひとつの影のお祭りになる珈琲が夜の車輪を回すよう鏡のひかりは鉄橋へとゆくみずのように手首のようにきんいろの蝶がふるえるやぶれた恋文においはむこうの塔まで届き海峡とアサギマダラのゆめの地軸へ「いつも無関心を保」ちうるように微笑し