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詩歌

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2018年5月の記事一覧

詩歌の文脈

文脈を追えない(文脈が解らない、難解な)詩歌にであったとき、どう読むのだろうか。
わかるわからないを越えて届く詩歌がある。
杉本真維子の詩はどれも難解だ、けれども、深く読者の心に響く。
杉本真維子の「人形」(詩集『裾花』から)を読んでみた。

射的場に並んだ人形を狙って
片目をつむる銃座のひじが
におう瘤のように突きでている
肩車で子は親の知らない景色を覚え
以来、数字を読み上げる声が震撼するから

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