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わたしは姫

これは苺のあきひめです。彼が試作したプリン。

閉店カウントダウン。閉店3日前の日曜日、後半に人が混み合いました。ちょうど手が空いた時、近所のピアノの先生が来てくれて話してました。たまたま同い年。今まで深く話をした事がなかったけど、閉店の噂を聞いて先週来てくれたときに、パートナーの話になって盛り上がりました。それで今日も話そうって。

こないだ話してて、わたしもピアノの先生:Kさんもバツイチ、成就しない相手を想い続けていたところが共通点。わたしがいい人に出会って幸せそうだからあやかりたいとのこと。
話を聞いてると、Kさんは本当は姫体質なのに頑張り屋さん。頑張りたくないのに、頑張らないと金銭面で生きていけない!ってなってる。料理はできない、大皿の料理を人に取り分けてあげる事すらできない(何が正解?ってなるらしい)。
それってそれって…

「Kさんさぁ…。本当は姫なんじゃないの?」
「!!!」

そういえば、そうだった!って、大事なことを思い出した!って(笑)
もっとわがままに望んでもいいんだよって話しました。尽くす女性がいいって思われがちだけど、女性が望みを出して、それを叶えるのが男性。男性は本来、尽くす生き物なんだそう。
わがままな女は嫌われるって思ってたけど(てか、わたしがわがままな女が嫌いだったんだろうけど)、ほんとはそうじゃないって知った時は目から鱗だった。
で、それを知ったとしても、だからどうしたらいいのか全く分からなかったのです。

旧まー(10年想い続けた人)と出会って、嫌われたくないっていうのもあって、わがままは厳禁。そもそもわがままを言えない体質でもあったから、自分の要望など言えるはずもなかった。
でも旧まーの地元に来て、旧まーのお母さんと出会って…

なんてわがままな人なんだろう!(ブラボー)

って思ったのでした。素晴らしいわがまま具合。
いつも旧まーにあれしてこれして、あれ買ってよ〜って言いたい放題。そこに罪悪感は微塵もありません。それを旧まーはコツコツとこなしていく。男性はその、要望を叶えてあげることが喜びなんだって。
だからその光景を見て、腹の底から「なるほどなぁ〜」って思いました。
旧まーに、あれしてあげたい、これしてあげたいって思ってたのに、全くの逆だったーー!

そんな旧まーの奥さんは…「超わがまま」なんだって。超わがままなお母さんに言われたくないわ!って代弁してあげたいけれど、お金持ちのお嬢さんらしいから、わがままが常備されていてもおかしくないわなぁ。
そう思うと、わたしなんぞ旧まーにとって何の魅力もなかったんだって分かる。わたしでは役に立てないのだから。

さてさて。その真実を知ってから…
旧まーのお母さんと仲良くしつつ、そのわがままさを見習っていました。わがままさを見習うと言っても、周りにわがまま言いたい放題するということではないです。
今自分がどんな気持ちでいて、どうしたいのか?を観察して「こうしたい!」を確認する。そんな感じ。
「こうしたい!こうしてほしい!」が出たら…それを叶えてくれる人がいないなら、自分で叶えてあげる。一人二役ですな。

トイレに行きたい!→トイレに行ってあげる

車の運転してほしい!→今は自分でするしかないから、運転してもらえたらいいなぁ…運転してもらえたら、めちゃ快適〜って想像する
もちろん、誰かしてもらえる人がいたら「運転してぇー」って要望してもいい

寂しい、悲しい、抱きしめてほしい→布団でもぬいぐるみでもいいから抱きしめて、守られている感覚に浸る

そうして、自分の要望を満たしていたら、要望を叶えてくれる殿方が現れるのだ。
わたしは新まー(今カレ)でそれをすごく体感してる。言わなくても何でもやってくれる。

それから「わたしは姫」って、呪文のように唱えてたなぁ。上等に扱ってもらいたい。自分で自分を上等に扱うことも意識しました。
そしたら!新まーは雨の日デートの時、助手席のドアを開けてくれたし(感動〜)、新まーの息子さんも後部座席のドアを開けてくれて、わたしが乗ったら閉めてくれるという扱いをしてくれました。(超感動〜)

姫度、上がったなってニヤリ。

Kさんも「姫」を思い出して、マンガのあんみつ姫を読も!って、ルンルン帰っていきました。

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