仕方ない…やるかな
もうわたしはカフェなどしたくない。今、楽しいのは家事、編み物、園芸、ピアノ。
なるべく、それらをして心を満たして、なんとかかんとか、どうにかこうにか、カフェをしているという状況。
編み物は、カフェがヒマな時に編み放題、編んでる。
ずっとずっと、パートナーとは一緒に何かできたらいいなって思ってました。旧まー(10年想い続けた人)は料理と関係ない仕事をしてたけど、早く引退してコーヒーして、思うように自由に生きようよ!って思ってた。次に出会ったクソ野郎はコーヒーには詳しかったけど、とんでもないクソだった。料理人のダンナさんと出会った頃には、もう商売したいなんていう気持ちはなくなってたけど「めっっちゃプロ来たーー!!」って思った。ダンナさんもまた、同じ気持ちが湧いて、わたしと何か出来たらいいなって思ったそうです。
でも今のわたしは、何かにチャレンジするとか、そういうのはもういい。やる気も出ないし借金ばかり残って、未だ不安定な収入で収支が合わない。
ーーカフェへの情熱はなくなった。もう、普通に働いた方が良くね?ーー
って思ってる。
ダンナさんは、わたしにhotシフォンの専門店をしてほしいと言う。手伝うからって。移動カフェも「一人でしようと思うな」って言うけど、一番大変な時…コーヒーを淹れる作業で手伝ってもらえるのは豆を挽くことくらい。160㎝以上の人が車中で作業するのは難しい広さ。ダンナさんは約180㎝。代わってもらってトイレにいくことすら出来ない。
それに、人に「してほしい」って言うのは簡単。今まで何度か独立を考えながらも出来ていないダンナさん。そういう挑戦をするのは自分じゃないの⁈
わたしはダンナさんの料理が食べたい。家では料理しないというのがポリシーなのか分からんけど、とにかく家では作らない。旅館の料理と家庭料理はまた違うし、結局わたしが作った方が美味しいんだって思うことにした。
このままだと、ダンナさんの一流の料理を食べないままになりそう。わたしにhotシフォンのお店をしてって言うなら、ダンナさんには天そばのお店をしてほしいって思う。
それで、やるんだったらお昼は蕎麦、ティータイムはhotシフォンのお店をしようって話になった。
で、物件も、蕎麦屋のあと使用されてないところを見つけた。そこは立派な造りで広い。問い合わせると「事業計画書を見せてください」と言われて断念。「どこの誰が」を知られると今の会社にバレてしまうので一旦、保留とした。
実店舗を考えるキッカケになったのは、焙煎機の購入を検討したから。5月の終わりに焙煎講習に夫婦で行ってきた。わたしはただ、伊勢に行きたかったってだけで、焙煎講習はどちらでも良かった。講習する場が伊勢に近かったから、何にも邪魔されずに行けるなら行ってみようって思っただけ。焙煎を習ったところで、100万以上する焙煎機を買うお金もないし、借金だらけなのにこれ以上借りる気もない。
焙煎講習しただけで、今の手回し焙煎機で更に美味しく焙煎出来るようになったから、換気がちゃんと出来ればしばらく今のままでいいと思ってる。
何かしたいのは、彼。
「自分にしか出来ないことがしたい!」って宣言してた。
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退職後、ダンナさんが、ただのじぃさんにならないように、お店することを考えようかなぁ…そんな気分になっている。
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