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昔描いた4コマを振り返る10

前回

『くすり』
 まったくもってメカニズムの解らない薬を処方される話。
 [その他小ネタ]
 医者が首からぶら下げてる聴診器の数が多い。
 自互区 666 し 66-6・という不吉極まりないナンバー。

 1コマ目の風邪で病院訪れた時の感じって伝わらなくなるのかな。
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『ごぼう』
 気持ち悪いごぼうの話。
 食用箇所が葉っぱとか、ティラミスと全く同じ味とか、見よう見まねで遺伝子改良とか頑張ってウケ狙いに行ってるけどどれもヒットしないアウト作。
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『マイスプーン』
 ファミレスでの会話劇、マイスプーン持参で9割引の話から、存在しない数学のカリキュラムの話になる会話劇。
 [その他小ネタ]
 1コマ目のスプーンの絵は視力検査で使う遮眼子。
 右の人の1コマ目で飛び出た目が3コマかけてゆっくり戻る。
 左の人の目もだんだん小さくなる。
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『バラ』
 植物の知識が全くない無い花屋の話。
 [その他小ネタ]
 5、7本という普通しない表現。
 外観が煙草屋。
 ケースの中が彼岸花。
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『迷子のお知らせ』
 迷子の案内の名前の所にノイズが乗ってると思ったら、そういう名前だったという話。常人には容易に発せない名前なのに迷子センターのお姉さんがあっさり発音することに疑問を持つというオチ。
 [その他小ネタ]
 地面を潜るジェットコースター。出てきたら上下逆になっているので恐らく地下で半回転はしてる。
 迷子センターの看板がちょっと怖い。
 迷子センターの窓が鉄格子で、中が真っ暗。
 「お取りにお越し下さい」と迷子を物みたいに言う。
 玄関の前に布団を敷いて寝ている。

楢山は楢山節考という姥捨てを題材にした作品から拝借。
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『野菜ジュース』
 10年分の野菜が採れる濃縮無還元の野菜ジュースを飲んだら濃すぎて植物になった話。
 [その他小ネタ]
 隣にある飲むハヤは、多分「飲むハヤシライス」。
 ミキ ミキという効果音の中に「幹」と漢字がまぎれている。

 幹はもうちょっと解りやすく書けばよかったかも。
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『ハーモニカ』
 インターホンの代わりにハーモニカを設置している変な家の話。宙に浮く注意書き。知らない人のハーモニカを聴くために常に玄関前に待機して聴診器を当てている人。全力でハーモニカをむさぼる訪問客。

 変を詰め込んだ結果がこれ。
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『おむすび』
 おむすびが漂っていると思ったら、静止し、反対方向に進みだし、海苔を巻いて戻って来た。
 「忘れ物を取りに戻った」とか「一旦家を出たけど思ったより外が寒かったから一枚羽織って出てきた」のように思えるムーブメントで、ただのシュールなおにぎりから、人格を感じるおにぎりに意識転換させるという4コマ。
 伝わる人にだけ伝わればいい。
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『虫食いクイズ』 
 虫食いクイズを1000問作らないといけない、本当に虫食い部分を虫に食わせないといけないと思っている人の話。ちゃんと人の話を理解した上でふざける巨大芋虫。
 [その他小ネタ]
 両手がふさがっているわけでもないのに、虫取り網の端を口で真横に凄い負担がかかる持ち方をしている。

ショウロンポウを虫食いにして小陰唇と読ませることが出来ると気付いたときはうれしかった。
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『浄化装置』
 泥水を浄化して美泥を作る装置を作った人の話。
 泥水を汚泥と綺麗な水に分離する所、美泥と汚水に分解する無意味な装置って面白いんじゃないかなと思って書いたら、水は消滅した。
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『キャンプファイヤー』
 疲れてたんだと思う。
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『オフロノアヒル』
 風呂のアヒルを買ったら死骸みたいな浮き方になった。注意書きを見るとそれはそれは素晴らしいことですと、不良品をさも良いことかのように書いているのと、それに騙される人の話。
 この頃小ネタを挟む余裕も無い時期だったのかな。
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『ゴミ箱』
 ゴミ箱を圧縮しようとしたらゴミ箱にはまりすぎた人が一つ目の友達に助けを求めるも椅子代わりにされそこで泣ける小説を読まれる話。
 [そのほか小ネタ]
 ゴミ箱の木目が顔に見える
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『馬の耳に念仏』
 大僧正になったので馬の耳に念仏を聴かせようと池に来たら亀しかいなかったけどしっぽがあるので似たようなものだと聴かせようとするも『よくわかる念仏』と間違えて『ドグラ・マグラ』を持ってきてしまったがどちらもよくわらない文章だからこれでも良しとする話。

 [その他小ネタ]
 餌やり厳禁のすぐそばに亀の餌の自販機。
 亀の餌の自販機がコンドーム売る自販機。
 最後亀がダメだこりゃとアメリカ人みたいなリアクションをする。

続き


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