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昔描いた4コマを振り返る7

前回


『自動車教習所』
 S字クランクの代わりにS字結腸を採用した自動車教習所の話。
 渇沢(かわきざわ)という地味に嫌な地名と、校長が匿名希望という小ネタは好きだが、非常に見づらい。
 S字結腸から出てきたクラウンに少しウンコがついている。
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『のっぺらぼう』
 のっぺらぼうがラーメン屋壁面排気口(吸気口は普通に間違い)からの廃熱を利用してホットヨガに勤しんでいると思ったらのっぺらぼうでも無い何かだった話。
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『てじな』
 人が鳩になる手品に失敗する話。
 やっつけで描いている割には、3コマ目ではドアが半開きで一番左の観客が見えてないという無駄に細かい描写がある。
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『遺言状』
 ポップ体で遺言状を作成する話。
 おじいさんの輪郭を描くときに、適当に描いたせいで描き始めと描き終わりが繋がらず閉じ切らなかったのを、3コマ目以降も踏襲してあえて閉じずに描くという微妙な小ネタがあるが、伝わる気がしない。だんだん開くとかすれば伝わったかもしれない。
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『お清め』
 もしもシリーズ、もしもお清めの塩がローションだったら。
 というしょうもないネタ。
 1コマ目右上に「黒田バイオ科学研究所一同」からの一見供花のような気持ち悪い人工生命があるという小ネタがあるのだが、ちゃんと読めない。
 描いた自分でも拡大して5分ぐらい解読できなかった。
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『毛糸』
 女囚の髪の毛の毛糸でランチバッグを作る人の話。
 人の髪の毛よりウール、シルク、ナイロンの方が気持ち悪いという独特な感性。ナイロンを死んだ動物の汁と表現するボケを理解するには、ナイロンの原料が石油で、石油の起源が動物の死骸という2段階の理解が必要でちょっと伝わりづらいかもしれない。二重にフリガナを振って「ナイロン(石油(死んだ動物の汁))」みたいにするのもありだったかも。
 「編み物やってんんだ」はただの誤字。
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『豆まき』
 安売りしてた豆を公園にばらまいたら食った動物が全部死んだという話。
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『潮干狩り』
 腹が減ったので潮干狩りをしたら脳に影響を及ぼし摂食中枢を破壊し空腹感が無くなるという毒貝を掘り当てて喜ぶ人の話。
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『音楽鑑賞』
 拾ったチケットで現代音楽のコンサートに来た人の話。音楽のタイトルの通りの現象が体に起こるすごい音楽。「今から不思議な力で体の自由を奪い、延々と地獄の苦痛を与え続け、最後に脳を爆破させる」と宣言されたという事に気付く、というちょっとだけ考えが必要なオチ。
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『害虫駆除』
 殺し屋の表の顔なので、店舗経営が適当すぎて害虫に溢れた飲食店の店主と、娘がナチュラリストと付き合ったせいで家庭内で揉めている害虫駆除業者。よく見ると一コマ目で人間の手をゆでている。
 たまに使う見切れ文字は、このネタが一番有効活用できた気がする。   「で、その娘の彼氏さん、消して」を、1ピクセルずつずらして、ギリギリ読める範囲に調整した。
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『宅配便』
 13人で来た非常識な配送業者の話。両手がふさがっているわけでもないのに足でノックする。
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『だまし船』
 だまし船で目をつぶっている間に自分と折り紙以外の全てが無くなったという話。
 シンプルで良い。
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『食べ放題』
 お題『こんな食べ放題は嫌だ』
 ・テーブルの穴からペースト状になった食べ物が出てきてそれを食べるシステム
 ・一人で来たのに12人席に案内される
 ・制限時間が異常に長い
 
 そんな4コマ。
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『靴磨き』
 片足骨折してる人が靴磨きに来る話。自分が描いたネタの中で一番ヤバい人かもしれない。
 ダイソーで買ったハンマーで自分の足をくまなく砕いて爆笑する人。松葉杖を背もたれにするのも怖い。別に無痛覚症ではなく、ちゃんと人並みの痛覚を持ち合わせています。
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『わたげ』
 タンポポの綿毛を飛ばそうと吹いたが、飛ばないから思いっきり吸って吹こうとしたら全部綿毛が吸い込まれた話。
 吹いても抜けないが吸うと抜ける不思議な綿毛の話のつもりで描いたが、吸う力が吹く力より強い人としか見えない。
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『買ったら1本無料』
 ジャンケンに(どちらかが勝ったら)無料になる、味のする棒の屋台。
 独特なジャンケンの掛け声は好き。

『パラシュート』
 パラシュートの存在を知らない落下傘兵の話。
 パラシュートを知らなかったから落ちても死ななかったが、知ったことでパラシュートを使わないと死ぬようになりました。
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『お守らず』
 "お守らず"という、お守りと同じ見た目だが逆効果のある呪具を売る神社の話。"お守らず"は、お守りと称して嫌いな人や貶めたい人に贈ることで、相手にダメージを与えるための物。あなたが大切な人からもらったお守り。それ、本当にお守りですか?
 保健所に無許可でプリンを販売し食中毒を出した過去があるのだろう。こういうネタ外の時間軸の出来事が見えてくる小ネタっていいよね。
 腕組みしてる巫女がなんか良い。
 安産祈願のお守らずverは普通に自分が発想すると流産祈願になるはずだが、さすがに笑えないのでやさしめに難産祈願にしたのだろう。
 右の人の耳は普通に書き忘れた。
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『暗記』
 原付の免許取得のために、関西人の心臓を移植した人の話。伝わるかなぁ。
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『図書館』
 人をダメにするソファで鼻ほじってる、時間がありあまっている人が性格の悪い司書が居る図書館に行く話。
 まず自己啓発本を「自分の素晴らしさアピール」と捉えてる時点でなかなかいい性格だ。
 ダサい自己啓発本っぽいタイトル考えるの結構恥ずかしかった。
 『牛乳を使ったおいしい麺料理』というレシピ本がまぎれているが、これは良くない図書館利用者が適当に戻したやつです。

隠れて見えない部分もあるのでタイトル部分だけ表示するとこんな感じ。

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続き


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