雨の日に観た「かもめ食堂」
雨で暇だったので「かもめ食堂」という映画を観ました。あらすじについてはネタバレになるので割愛します。
全体的な印象として、この映画は女性監督が作ったこともあり、料理や人との交流、女性同士の温かい関係が描かれている点が特に心に残りました。
主人公のサチエが食堂を開くにあたり、「日本でやる必要はない」と考えてフィンランドを選び、日本の良さとフィンランドの良さを融合させた内容も非常に面白いと感じました。サーモンを使った料理がつながりを生み出し、観る者の興味を引きます。
日本人は北欧デザインを「センスがある」と思っている一方で、北欧の人々から見れば日本食は「健康的」に見えるのかもしれません。お互いの国の文化や料理を融合させたこの映画は、非常に興味深く、観る価値があると思います。
他人が作るおにぎりのうまさはコーヒーも同じだと思います。心をこめた料理はおいしいの世界共通点です。
映画の最後にまさこさんが探していたスーツケースが見つかり、中からキノコが出てくるシーンがありました。このシーンの意味を考え、インターネットで検索してみたところ、様々な仮説が飛び交っていました。監督によると、特に意味はなく、観る人に自由に考えてほしいとのことでした。
私なりの解釈としては、失くしたスーツケースの中身は大したものでなく、フィンランドで出会った二人の女性との日々が何より大切だと気づいた、という解釈です。皆さんはどう観ましたか?
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